先月、下北半島でミドリヒョウモンの産卵を撮影出来たので、いままで撮影した幼虫の画像と合わせて紹介します。
25.Aug.2016 青森県下北郡、林の中を飛び回っていたので、キマダラヒカゲ類かと思っていて、木の幹に止まったのを見ると、意外にもミドリヒョウモン。
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11.Jun.2015 青森県北津軽郡中泊町、2齢くらいと思われる幼虫、林床のフキの葉上にいたので、移動途中で登ってきてしまったものだと思う。
20.May.2016 岩手県九戸郡九戸村、こちらは終齢近いと思われもの。
木の幹に腹端を押しつけているので、産卵しているのだと思われた。
2枚撮影したところで、もう少し近づこうと思ったが、飛び去ってしまった。
全体のボリューム感や棘の色彩などがかなり異なる。
これも林道沿いのフキの葉上にいたもの。
タテハチョウ科 Nymphalidae
ドクチョウ亜科 Heliconiinae
ミドリヒョウモン Argynnis paphia tsushimana Fruhstorfer,1906
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:別のいくつかの亜種がヨーロッパから中央アジア・シベリア・中国・朝鮮半島・アフリカ地中海沿岸にかけて分布。
食草:スミレ類
研究者によっては、A. p. geisha Hemming,1934の亜種名を使用することもある。