順番が前後しますが、12月8日に富士山麓で撮影した、蛾類3種を紹介します。
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撮影していた時は、キリガの類かと思っていたが、帰ってから調べてみるとクシヒゲシャチホコ。
プライヤハマキ、朝霧公園付近で、道脇の案内板に止まっていたもの。
ナミスジフユナミシャク、フユシャクはこれ1頭だけ。
まだフユシャク類が残っていないかと思っていましたが、殆ど終わっている感じでした。
やはり、山のフユシャクは11月迄なんだと感じました。
晩秋から初冬に出る種類のようだ。
かなり新鮮な個体で、いかにも冬物らしい品の良さが感じられる。
シャチホコガ科
クシヒゲシャチホコ Ptilophora nohirae (Matsumura,1920)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:アムール
成虫出現期:10月-11月
食樹:ウリカエデ・イタヤカエデ・ハウチワカエデ・クマシデ
かなり小型の個体で、初めて見る種類かと思ったが、以前に秋ヶ瀬公園で撮影している。
かなり斑紋変異の多い種類らしいが、止まった時の形は特徴的で、すぐに見分けがついた。
成虫で越冬するらしい。
ハマキガ科
プライヤハマキ Acleris affinatana (Snellen,1883)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:アムール
成虫出現期:4月-12月(成虫越冬)
食樹:クヌギ・ナラ・カシワ・コナラ・ミズナラ
以前は、オオナミスジフユナミシャクとコナミスジフユナミシャクに分けられていたようだが、中間的なタイプも出るようで、現在は同種の個体変異として扱われている。
これも最初は初見と思っていたが、横浜ですでに撮影済の種類だった。
見つけた蛾類はこの3種のみで、初見はクシヒゲシャチホコの一種のみ。
シャクガ科
ナミスジフユナミシャク Operophtera brunnea Nakajima,1991
国内分布:北海道・本州・九州
成虫出現期:12月-1月
食樹:不明