アオスジアゲハは幼虫がクスノキを食する、南方系のアゲハ類の一種で、タイマイと呼ばれるグループに含まれる。
前蛹近い終令の幼虫で、三ツ池公園の建物の壁面にいたものを見つけた。
さいたま市の秋ヶ瀬公園で撮影したもの、終齢前の幼虫と思われ、三ツ池公園で撮影したものよりもかなり小型。
始めて見つけた蛹で、大阪府の堺市で撮影したもの。
横浜市鶴見区で撮影、1つ見つかると、次も見つかるもののようで、近所のマンションの壁面で蛹化していたもの。
訪花する個体、秋ヶ瀬公園で撮影したもので、様々な花を訪れるが、ヤブカラシの花を特に好むように思う。
静岡県湖西市で撮影した交尾個体。
比較的都市化に適応した種類で、街路樹のクスノキを食樹としていることが多い。
今まで成虫の写真のみで、幼虫や蛹を撮影する機会がなかったが、今年、幼虫と蛹を何度か撮影出来たので、まとめて紹介します。
その後、蛹化していないかと再度同所を訪れたが、蛹を見つけることは出来なかった。
状況から、この建物から移動することは考えにくいので、何者かに捕食されたのだろうと思っている。
林内のクスノキのひこばえに2頭見られた。
民家の壁面に着いていたが、付近に植栽されたクスノキがあり、ひこばえなどに食痕も認められた。
数m離れた場所に、植栽されたクスノキがあり、他にクスノキは見当たらないので、そこから移動してきたものと思っている。
しばらく気にしてみていたが、今日、見てみたところ消失していたので、ビルの清掃などの折に除去されたのではないかと思っている。
鳥に捕食された可能性もなくはないが、外壁からやや内側に入った部分にあったので、その可能性は低いのではないかと思う。
交尾個体を見たのはこれ一回だけ。