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Channel: TAMIの気まぐれ通信
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「生命大躍進」展

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少し前に、上野の国立博物館で開催されている、「生命大躍進」展を見てきましたので、紹介したいと思います。

会期が10月4日までなので、間もなく終了しますが。

イメージ 1
展示は、カンブリア紀の大爆発直前の、エディアカラ動物群に始まり、カンブリア紀の化石を中心に展示してあります。

カンブリア紀のコーナーは、結構混み合っていたので、化石の写真は撮影していません。

イメージ 2
アノマロカリスの模型。
手前に、実際の化石が展示されている。
最大1m以上になるらしいが、展示されていたものはやや小さめの、数十cm.ほど。

これを除くと、発見されている化石生物は、かなり小型のものが多い。

エディアカラは数点の化石が展示されていたが、こちらは思ったよりも大きい。

イメージ 3
10数cm.サイズの三葉虫、「クセナサフス」の群集化石。
同じサイズのものが、集団で発見されることが多いと書かれていた。

前と後ろが、見分けにくいような形をしている。

イメージ 4
カンブリア紀の後に続く、オルドビス紀やシルル紀になると、巨大化する生物が目立つ。
有名なウミサソリの化石。

この化石もかなり大きく、1m数十cm.はありそう。

イメージ 5
非常に良好な状態の、ウミユリの化石。
ある種の美術作品のような美しさが感じられる。

地味ながら微妙な色彩が感じられる。

イメージ 6
巨大な甲冑魚とウミサソリの、実物大のレプリカ。
ウミサソリが何となくユーモラスに見える。

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イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11
奇妙な形の三葉虫たち。
棘の先端まで完全に保存され、表面構造も明瞭に判るような保存状態。

サイズも30cm.前後ありそうな、大型の種類が多い。

イメージ 12
直径20cm.ほどの、中型のアンモナイトの化石。
殻の内部の隔壁の形状が、明瞭に見て取れる。

イメージ 13
手の平ほどの大きさの、魚類の化石。
ウロコの光沢が印象的。

イメージ 14
先ほどのレプリカを別の角度で撮影。

イメージ 15
これも20cm.ほどの魚類の化石。
輪郭が見やすいように絵の具で、輪郭が描かれている。

イメージ 16
アカントステガの化石。
水中から陸上に上がる直前の生物のようだ。

何となくオオサンショウウオ風の雰囲気を感じる。

イメージ 17

イメージ 18
ディメトロドンの全身骨格標本と、復元されたレプリカ。
恐竜以前の、最も有名な陸上動物かも知れない。

意外だったのは、背中の扇状の突起が、骨の間に張った膜質の構造ではなく、縦の隆起の並んだ骨の板だったこと。

イメージ 19
草食恐竜のカスモサウルスの、骨格標本。
巨大恐竜ではないが、かなりの迫力がある。

イメージ 20
ディニクチスの化石、食肉目のネコ型亜目というグルーブに属する。

イメージ 21
プレシアダビス目、ほ乳類で、霊長類に近縁なグループのようだ。
研究者によっては、霊長類の祖先とされることもあるらしい。

見た感じ、コウモリと猿の合いの子のような感じがする。

イメージ 22

イメージ 23
ダーウィニウス・マシラエの化石、これがタイプ標本のようだ。
化石に愛称があるというのも、始めて知った。

イメージ 24
ミュージアムショップで売っていた、ウミサソリの実物大の縫いぐるみ。
かなりインパクトがあった。

イメージ 25
アンモライト、殻の部分が霰石に置き換えられて、このような構造色が見られるもの。
現在では、宝石として認定されているという。

イメージ 26
最後に、敷地の隅に置かれている、シロナガスクジラのオブジェ。
当初は本物の骨格標本が展示されていたが、劣化が著しくなったために、現在のオブジェに取り替えられた。

会期は今週末までですが、一度見に行かれてはいかがでしょうか。
なかなか興味深い展示です。

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