2月15日に、知人に狭山丘陵を案内してもらいました。
![イメージ 1]()
![イメージ 2]()
![イメージ 3]()
![イメージ 4]()
朽木の樹皮下で見付けた、クチキムシ属 Allecula sp.。
![イメージ 5]()
林の中の、湿った地面に転がっていた、倒木の下から出てきたケバエ類の幼虫。
![イメージ 7]()
![イメージ 8]()
![イメージ 9]()
![イメージ 13]()
![イメージ 10]()
付近の神社の境内で見付けたキノカワガ。
![イメージ 11]()
シロフフユエダシャク、2枚とも同じ個体。
そのときに撮影した昆虫類を紹介します。
オサムシ科
コヨツボシアトキリゴミムシ原亜種
Dolichoctis striatus striatus Schmidt-Gobel,1846
国内分布:本州・四国・九州
国外分布:台湾・フィリピン・インドシナ・タイ・ビルマ・インド・スリランカ・オーストラリア・ニューギニア
倒木を起こしたら裏面についていた。
盛んに動き回るので、撮影に苦労した。
ハネカクシ科
チビホソハネカクシ Nacaeus impressicollis longulus (Sharp,1874)
国内分布:本州・四国・九州・隠岐・三宅島・御蔵島・八丈島・対馬・屋久島
ケシキスイ科
クロヒラタケシキスイ Ipidia variolosa Reitter,1879
国内分布:北海道・本州・四国・九州・佐渡・冠島・隠岐・対馬・屋久島
国外分布:シベリア東部・中国・済州島・台湾・タイ・ビルマ
尾根部で立枯の樹皮下で見付けた。
最初ケシキスイを撮影していたら、どこからかハネカクシが這い出して来た。
テントウムシ科
ナミテントウ Harmonia axyridis (Pallas,1773)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・舳倉島・対馬・壱岐・五島列島
国外分布:シベリア・樺太・朝鮮半島・中国
道脇の立枯の樹皮皮をはいだら、集団が見つかった。
この集団の裏側、根際から2mほどのところから、数百頭の集団が見つかったが、他の昆虫を撮影している間に分散してしまった。
その集団は友人が撮影。
ゴミムシダマシ科
ナガニジゴミムシダマシ Ceropria induta (Wiedemann,1819)
国内分布:本州・四国・九州・佐渡・対馬・種子島・屋久島・トカラ列島・奄美大島・沖縄本島・石垣島・西表島・与那国島
国外分布:中国・台湾・東南アジア・インド
これも立枯の樹皮下から出てきた。
最初、ただのクチキムシ科と思ったが、体型が短く前胸が赤味を帯びる。
カミキリムシ科
ヒメクロトラカミキリ原亜種 Rhaphuma diminuta diminuta (Bates,1874)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・佐渡・隠岐・対馬・神津島・三宅島・御蔵島・福江島・平戸島・天草諸島・種子島・屋久島
国外分布:シベリア
立枯の樹皮下から出てきた。
予想もしていない種類だったので、結構びっくり。
知人の話では、大きさから春先に発生する黒くて大きめのケバエか、ムネアカケバエの幼虫かどちらかとのこと。
かなり気色悪い代物だが、被写体としては面白い。
カメムシ科
ナカボシカメムシ Menida musiva (JakovLev,1867)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
食草:クヌギ・コナラ・ミズナラ
エゴノキと思われる、立枯の樹皮下から出てきた。
始めて撮影する種類。
アゲハチョウ科
ジャコウアゲハ Byasa alcinous (Klug,1836)
国内分布:本州・四国・九州・南西諸島
国外分布:台湾・中国東部・朝鮮半島・沿海州
ホソオチョウの多産するあたりで見付けた、ジャコウアゲハの越冬蛹。
ガードレールの支柱などで、3頭見つかった。
ヒシバッタ属 Tetrix sp.、ジャコウアゲハの蛹と同じ場所で撮影。
風は強かったが、気温はかなり上がったので、かなりの数が活動していた。
アシブトコバチ科
キアシブトコバチ Brachymeria lasus (Walker,1841)
国内分布:日本全国
国外分布:アジア大陸・フィジー諸島・ハワイ
ナミテントウと同じ立枯で見付けた、キアシブトコバチ。
かなり大きな、プラタナスの幹に静止していた。
午後には、同じ所沢市内の、下新井の緑地へ行き、シロフフユエダシャクを撮影して帰宅した。
すでに、別のところで紹介してあります。