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四季の森公園の昆虫類:8月12日

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8月12日に、緑区四季の森公園で撮影した昆虫類です。

イメージ 1
ニイニイゼミ、北門入口にある、ケヤキの名板に止まっていた個体を撮影。
時期はやや遅めで、他に2-3頭見かけたが、いずれも動きが鈍くなっていた。

セミ科

ニイニイゼミ Platypleura  kaempferi  (Fabricius,1794)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・種子島・奄美大島・徳之島・沖縄本島
国外分布:朝鮮半島・中国・台湾

イメージ 2
ヒグラシ、駐車場近くにある売店付近で撮影。
今年撮影できたのはこの個体だけ。

ヒグラシ Tanna  japonensis  Distant,1892
国内分布:北海道・本州・四国・九州・奄美大島・沖縄本島(沖縄の分布は疑問とされている)
国外分布:朝鮮半島・中国

イメージ 3
アブラゼミの交尾個体、帰りぎわに北門を出たところの、舗道上に止まっていたもの。
アブラゼミの交尾個体は、今までに2-3度見かけているが、他の種類は何故か見つけられていない。

アブラゼミ Graptopsaltria  nigrofuscata  (Motschulsky,1866)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島
国外分布:朝鮮半島・中国

イメージ 4
池のまわりで見つけた、カイガラムシの仲間。
アリが寄って来ていたので撮影した。

イメージ 5
アオバハゴロモ、池のまわりに多く見られた。
小さな集団だが、何枚か撮影。

アオバハゴロモ科

アオバハゴロモ Geisha  distinctissima  (Walker,1858)
国内分布:本州・四国・九州・奄美大島・琉球列島
国外分布:朝鮮半島・中国・台湾

イメージ 6

イメージ 7
エサキモンキツノカメムシ、園内で最も個体数の多いツノカメムシ。
下の交尾個体は、谷戸の奥の湿地脇で撮影。

イメージ 8
セアカツノカメムシ、これも湿地沿いの遊歩道脇で見つけた。
エサキモンキツノカメムシに次いで、個体数の多い種類。
平地から山地帯にまで見られる。

ツノカメムシ科

セアカツノカメムシ Acanthosoma  denticauda  Jakovlev,1880
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:東シベリア・朝鮮半島・中国
ツノカメムシ類は成虫で越冬するものが多く、秋期に多くの個体が見られることがある。

イメージ 9
アカサシガメ幼虫、湿地脇の遊歩道は、昆虫類が良く見つかる場所で、この小さな幼虫もここで見つけた。
同じ植物にもう1頭、やや大型の幼虫がいたが、そちらは撮影できずに逃げられてしまった。

イメージ 10
ヨコヅナサシガメの幼虫、かなり大きなクヌギの幹に、若齢幼虫の小さな集団が見つかった。
秋にかけて良く見られ、幼虫で越冬する。

花菖蒲園付近の、コナラやケヤキの幹で良く見つかる。

イメージ 11
炭焼き小屋のある谷戸の入口付近で見つけたホシハラビロヘリカメムシ。
クズを好むようで、群落があるとたいてい見つけられる。

ヘリカメムシ科

ホシハラビロヘリカメムシ Homoeocerus  unipunctatus  (Thunberg,1783)
国内分布:本州・四国・九州・沖縄本島
成虫・幼虫共にクズを好む。

イメージ 12
アカスジキンカメムシの若齢幼虫。
2齢以降は白と黒の2色になるが、初齢だけは金属光沢のある緑色をしている。
時に数頭の幼虫が固まっていることもある。

キンカメムシ科

アカスジキンカメムシ Poecilocoris  lewisi  Distant,1883
国内分布:本州・四国・九州
国外分布:中国・台湾

イメージ 13
ウスグモスズ、東京産の標本によって、新属新種として記載されたものだが、帰化種であろうと推測されている。
公園や住宅地内の植込みなどで見られ、自然度の高い緑地ではほとんど見られない。

原産地は判明していないようだ。

イメージ 14
アオマツムシの幼虫。
池のへりのイネ科の植物に止まっていた個体。

この時期成虫も見られるが、成長には多少のばらつきがあるようだ。
この種類も帰化種とされていて、公園など人手の入った環境に多く見られ、サクラなどを好む。

夜になると、公園全体から鳴き声が聞こえることも多い。

アオマツムシ Truljalia  hibinonis  (Matsumura,1919)
国内分布:本州・四国・九州

公園や市街地を中心に分布し、近年の気温の上昇によって、北上する傾向が見られる。
東北地方などでも、場所によっては個体数は多い。
日本での記録は1898年と、1908年頃という2説があり、記録された場所は東京赤坂の榎木坂であるという。

イメージ 15
ヤブキリ、ヨシ原沿いの遊歩道脇で撮影。
大型のキリギリス類で、雌の産卵管が湾曲しないで、直線的なのが特徴。

キリギリス科

ヤブキリ Tettigonia  orientalis  Uvarov,1924
沖縄・南西諸島を除く日本全土に分布。
北海道の分布は、人為的なものであろうと推測されている。

分類的には、未解明の部分もあるらしい。

平地から山地まで見られるが、地域的な差異も見られ、肢の色彩なども緑色から黄褐色が普通だが、かなり黒化するものが多く出現する地域もある。

イメージ 16
ヤマトフキバッタ、ヨシ原脇の、イネ科の植物に止まっていたもの。
短翅型のフキバッタでは、比較的翅が長い。

幼虫はときどき見かけられたが、やっと成虫を撮影することが出来た。

バッタ科

ヤマトフキバッタ Parapodisma  setouchiensis  Inoue,1979
翅が縮小する傾向の強いフキバッタの仲間では、翅が長めの種類。

日本に広く分布するが、分類については、まだ問題を抱えた種類のようだ。
横浜で見られる本種に、この種名を当てるのも確定的ではないのかも知れない。

イメージ 17
マメコガネ、園内各所の草地に普通に見られるが、この日はピクニック広場で多く見られた。
海外では、栽培種の豆類の害虫とされているが、日本では、栽培種にはほとんど付いていない。

成虫はマメ科に限らず、様々な草本を食害する。

コガネムシ科

マメコガネ Popillia  japonica  Newmann,1844
国内分布:北海道・本州・四国・九州・舳倉島・冠島・対馬・屋久島

イメージ 18
ヨツスジトラカミキリ、池沿いの木道に飛来した個体。

県内では各地で普通に見られる。
比較的暖地性の種類だと思われ、内陸部ではあまり見ることがない。

カミキリムシ科

ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus  quinquefasciatus  (Castelnau et Gory,1841)
国内分布:本州・四国・九州・冠島・隠岐・対馬・壱岐・淡路島・五島列島・種子島・屋久島・口永良部島・トカラ口之島・奄美大島・沖縄本島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島
国外分布:朝鮮半島・済州島

イメージ 19
クロウリハムシ、どこでも見られる普通種だが、特にカラスウリの仲間を好んで食害する。
5頭付いていたので、撮影してみた。

ハムシ科

クロウリハムシ Aulacophora  nigripennis  Motschulsky,1857
国内分布:本州・四国・九州・冠島・利島・琉球

イメージ 20
アトボシハムシ、これも普通種だが、クロウリハムシよりは環境を選ぶように感じる。
アマチャヅルやカラスウリが食草に上げられているが、カラスウリを食しているのは見たことがない。

雌雄で色彩が異なり、♂は黒い紋を欠く。

アトボシハムシ Paridea  angulicollis  (Motschulsky,1853)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:朝鮮半島・中国東部・台湾

イメージ 21
キシタホソバ?、よく見かける種類だが、よく似た種類が多く同定が困難なグループだ。
一応この種名を当てておくが確定的ではない。

ヒトリガ科

キシタホソバ Eilema  aegrota  (Butler,1877)
国内分布:北海道・本州・九州・対馬・屋久島
食草:地衣類
成虫出現期:5月-9月

イメージ 22
カノコガ、北門近くの池の東側で何頭か見つけた。
これも普通種だが、生態的には解明されていない部分も多いようだ。

食草もキク科のタンポポ類とされているが、枯葉を食している可能性もあるという。

カノコガ Amata  fortunei  fortunei  (Orza,1869)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:朝鮮半島・中国
食草:タンポポ(枯葉の可能性あり)
成虫出現期:6月・8月

イメージ 23
クロクモエダシャク、大型のエダシャクで、灯火に良く飛来する。
ピクニック広場入口のトイレの壁に止まっていたもの。

シャクガ科

クロクモエダシャク Apocleora  rimosa  (Butler,1878)
国内分布:本州・四国・九州・対馬・屋久島・奄美大島
食草:ヒノキ
成虫出現期:5月-9月

イメージ 24
スキバツリアブ、ヨシ原奥の木道付近で撮影。

普通種で、園内各所で見かけたが、わりと敏捷で、撮影には苦労させられた。

次回は8月18日の、富士山周辺の昆虫を紹介します。

富士山周辺8月18日

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以前から用意してあった、8月18日の富士山周辺で撮影した昆虫類です。

イメージ 1
ウスキミスジアツバ?
本栖高原で撮影。
かなり擦れた個体なので、種名は確定的ではない。
林床の葉上に静止していたもの。

ヤガ科

ウスキミスジアツバ Herminia  arenosa  Butler,1878
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:朝鮮半島
食草:枯葉
成虫出現期:4月-9月

イメージ 2
シロフコヤガ?、朝霧高原で撮影。
正確な同定には、交尾器の検鏡が必要なので、これも確定的ではない。
駐車場のへりのような環境で、草の葉に止まっていた。

シロフコヤガ Protodeltote  pygarga  (Hufnagel,1766)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:ヨーロッパ
食草:不明?
成虫出現期:5月-8月

イメージ 3
モントガリバ幼虫、本栖高原で撮影。
林床のイチゴ類と思われる葉上で見つけた。
食草もイチゴ類なので、これを食草としているものと思われる。

カギバガ科

モントガリバ Thyatira  batis  japonica  Werny,1966
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島・奄美大島・沖縄本島・西表島
食草:エビガライチゴ・カジイチゴ・クロイチゴ・モミジイチゴ
成虫出現期:5月-10月

イメージ 4
コクリオビヒメハマキ、種名は知人に教えられたもの。
よく似た種類が多く、画像での同定は簡単ではないような気がする。

本栖高原で撮影。
林内や草地で、非常に多くの個体が見られた。

ハマキガ科

コクリオビクロヒメハマキ Olethreutes  orthocosma  (Meyrick,1931)
国内分布:北海道・本州・四国・対馬・屋久島
国外分布:朝鮮半島・沿海州
食草:ノコンギクのロゼット
成虫出現期:4月-9月

イメージ 5
ウンモンオオシロヒメシャク、開けた道沿いの草地で、木イチゴの類に止まっていたもの。
本栖高原で撮影。
独特の斑紋で、同定は比較的簡単。

シャクガ科

ウンモンオオシロヒメシャク Somatina  indicataria  morata  Prout,1938
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島
食草:スイカズラ・オオバヒョウタンボク
成虫出現期:5月-9月

イメージ 6

イメージ 7
クロズウスキエダシャク、上が朝霧高原、下が富士林道で撮影したもの。
富士林道では、夕方近く、比較的多くの個体が見られた。

色彩が異なるので、別種かと思ったが、斑紋パターンなどが一致するので、同一種と思われる。
♂♀の違いかも知れない。

クロズウスキエダシャク Lomographa  simplicior  simplicior  (Butler,1881)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島
食草:ミズナラ・ズミ・マメザクラ・ナナカマド・ウワミズザクラ・クヌギ
成虫出現期:6月・9月-10月

イメージ 8
キオビトビノメイガ、朝霧高原で撮影。
草本の花で吸蜜中と思われる個体。
他に1-2頭目撃したが、いずれも敏感で、すぐに飛び去ってしまった。
小型の種類だが、色彩で簡単に同定できる。

ツトガ科

キオビトビノメイガ Pyrausta  mutuurai  Inoue,1982
国内分布:本州・九州
食草:不明?
成虫出現期:8月

イメージ 9
ミヤマキベリホソバと思われる種類。
富士林道で撮影。
この手の種も、確実に同定するには交尾器を見る必要がある。

ヒトリガ科

ミヤマキベリホソバ Eilema  okanoi  Inoue,1961
国内分布:北海道・本州
食草:地衣類
成虫出現期:7月-8月

イメージ 10
イチモンジセセリ、最も普通に見られる種類で、平地から山地まで広く分布する。
富士林道の草地環境で撮影。

セセリチョウ科

イチモンジセセリ Parnara  guttata  (Bremer & Grey,1852)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・南西諸島
国外分布:ヒマラヤ・インドシナ半島・中国大陸中北部・台湾・朝鮮半島
食草:イネ・チガヤ・ススキ・タケ科・カヤツリグサ科
成虫出現期:5月-10月

イメージ 11
ジャノメチョウ、本栖高原の草地で撮影。
平地から山地まで生息するが、平地では比較的良好な草地環境で発生する。
普段は翅を立てて止まるが、珍しく翅を開いたので撮影した。

タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科

ジャノメチョウ Minois  dryas  Scopoli,1763
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:ユーラシア大陸温帯域
食草:ススキ・スズメノカタビラ・ノガリヤス・ヒカゲスゲ・ショウジョウスゲ
成虫出現期:7月-9月

イメージ 12
メスグロヒョウモン♂、これも平地まで分布するが、横浜などでは6月に見られる。
比較的きれいな個体で、富士林道で撮影。
♀は全く色彩が異なるが、♂はウラギンスジヒョウモンやオオウラギンスジヒョウモンに似ている。

タテハチョウ科ドクチョウ亜科

メスグロヒョウモン Damora  sagana  (Doubleday,1847)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島?
国外分布:中央アジア東部・中国・アムール・朝鮮半島
食草:スミレ類
成虫出現期:6月-10月

イメージ 13
ナキイナゴの交尾個体。
小型の種類で、黄色味が強い色彩をしている。
本栖高原のイネ科草地で撮影。

普通種だが、近づくと良く飛ぶので、撮影のチャンスはあまり多くない。

バッタ科

ナキイナゴ Mongolotettix  japonicus  (Bolivar,1898)
国内分布:北海道・本州

イメージ 14
リンネセイボウ、よく似た種類が多いセイボウの中で、腹部が鮮やかな赤色をしているので、小型だが簡単に見分けられる。
本栖高原で撮影、晴れると活発に飛ぶので、なかなか撮影の機会がないが、この日は曇っていたせいもあるのか、シダの葉上で、比較的長く留まっていた。

セイボウ科

リンネセイボウ Chrysis ignita (Linnaeus, 1758)
国内分布:日本全土

イメージ 15
ミヤママルハナバチ、山地性の小型のマルハナバチ。
平地にいるコマルハナバチに似るが、黄色がより鮮やかだ。

富士林道で撮影、ガレ場のような斜面で、草の花に来ていたが、ほとんどじっとしていないで飛び回っていた。

筒型の花では比較的長時間もぐり込んでいるが、体の前半が見えないことが多いので撮影にならない。
このような開放的な花だと、飛びながら吸蜜するので、かなり忙しい思いをさせられる。

ミツバチ科

ミヤママルハナバチ Bombus  honshuensis  honshuensis  (Tkalcu,1968)
国内分布:北海道・本州・四国・九州(西日本では断続的)

イメージ 16
マルバネシリアゲ、富士林道で撮影。
ヤマトシリアゲに似るが、♀の場合翅を合わせて止まり、黒帯の枝分かれ部分が丸い紋のように見えるので見分けられる。

比較的個体数は多いように思えた。

シリアゲムシ科

マルバネシリアゲ Panorpa  nipponensis  Navas,1908
国内分布:本州中部以北
成虫出現期:7月-9月

イメージ 17
ハイイロハネカクシ、富士林道で撮影、比較的山地に多い種類。
花によく集まっているのを見ることが多いが、葉上にもよく止まっている。

これは撮影直後に飛び去ってしまったので、これ1枚だけ。

ハネカクシ科

ハイイロハネカクシ Eucibdelus  japonicus  Sharp,1874
国内分布:本州・四国・九州・粟島

イメージ 18

イメージ 19
オオクロカミキリ♀、富士林道で撮影。
古い針葉樹の立ち枯れに産卵していた個体。

♂は触角が長く、褐色の色彩をしているが、♀に較べると個体数はかなり少なく、針葉樹立枯の樹皮下などで見つかることが多い。
この日は♀1頭のみ。

カミキリムシ科

オオクロカミキリ Megasemum  quadricostulatum  Kraatz,1879
国内分布:北海道・本州・四国・九州・礼文島・利尻島
国外分布:千島列島・シベリア東部・樺太・朝鮮半島・中国・東アジア

イメージ 20
オオヒメハナカミキリ、富士林道の車道脇の草の葉に止まっていた個体。
よく似た種類が多く、区別が困難なヒメハナカミキリの中でも、大型で分かりやすい種類。
低山地から山地にかけて分布する。

オオヒメハナカミキリ Pidonia  grallatrix  (Bates,1884)
国内分布:本州・四国・九州

イメージ 21
キクビアオハムシ、朝霧高原で撮影。
サルナシを食草としている普通種で、平地から山地にかけて分布する。

ハムシ科

キクビアオハムシ Agelasa  nigriceps  Motschulsky,1860
国内分布:北海道・本州・四国・九州・利尻島
国外分布:シベリア・朝鮮半島・中国東北部
食草:サルナシ

イメージ 22
ドロハマキチョッキリの揺籃、イタドリ類の葉を巻く。
富士林道で撮影。
車道沿いの草地でいくつか見つけられた。

成虫の大きさの割に、非常に大型の揺籃を作る。

オトシブミ科

ドロハマキチョッキリ Byctiscus  puberulus  (Motschulsky,1860)
国内分布:北海道・本州
国外分布:樺太・シベリア

イメージ 23
テングアワフキ、富士林道の、道脇のアザミに多くの個体が見られた。
写真のように地色が褐色のものと、かなり黒味の強いものと見られる。
アザミやヨモギなどの茎によく止まっている。

アワフキムシ科

テングアワフキ Philagra  albinotata  Uhler,1896
国内分布:本州・四国・九州
成虫出現期:6月-7月

イメージ 24
アザミオオヒゲナガアブラムシ、よく似た種類にアザミクロヒゲナガアブラムシがあるが、脛節が黒いので見分けがつく。
富士林道で撮影、林道脇のアザミに、非常に多数の個体が群がっていた。

アブラムシ科

アザミオオヒゲナガアブラムシ Uroleucon  giganteum  (Matsumura,1918)
国内分布:本州
食草:アザミ類
成虫出現期:5月-12月

イメージ 25
キイロケブカミバエ、ミバエの仲間では比較的大型。
翅の特徴的な斑紋で、簡単に見分けられる。

アザミの未熟な種子を食草とするようで、アザミの花に、多くの個体が見られることもある。

ミバエ科

キイロケブカミバエ Xyphosia  punctigera  (Coquillett,1898)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
食草:アザミ類の種子
成虫出現期:6月-8月

「生命大躍進」展

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少し前に、上野の国立博物館で開催されている、「生命大躍進」展を見てきましたので、紹介したいと思います。

会期が10月4日までなので、間もなく終了しますが。

イメージ 1
展示は、カンブリア紀の大爆発直前の、エディアカラ動物群に始まり、カンブリア紀の化石を中心に展示してあります。

カンブリア紀のコーナーは、結構混み合っていたので、化石の写真は撮影していません。

イメージ 2
アノマロカリスの模型。
手前に、実際の化石が展示されている。
最大1m以上になるらしいが、展示されていたものはやや小さめの、数十cm.ほど。

これを除くと、発見されている化石生物は、かなり小型のものが多い。

エディアカラは数点の化石が展示されていたが、こちらは思ったよりも大きい。

イメージ 3
10数cm.サイズの三葉虫、「クセナサフス」の群集化石。
同じサイズのものが、集団で発見されることが多いと書かれていた。

前と後ろが、見分けにくいような形をしている。

イメージ 4
カンブリア紀の後に続く、オルドビス紀やシルル紀になると、巨大化する生物が目立つ。
有名なウミサソリの化石。

この化石もかなり大きく、1m数十cm.はありそう。

イメージ 5
非常に良好な状態の、ウミユリの化石。
ある種の美術作品のような美しさが感じられる。

地味ながら微妙な色彩が感じられる。

イメージ 6
巨大な甲冑魚とウミサソリの、実物大のレプリカ。
ウミサソリが何となくユーモラスに見える。

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11
奇妙な形の三葉虫たち。
棘の先端まで完全に保存され、表面構造も明瞭に判るような保存状態。

サイズも30cm.前後ありそうな、大型の種類が多い。

イメージ 12
直径20cm.ほどの、中型のアンモナイトの化石。
殻の内部の隔壁の形状が、明瞭に見て取れる。

イメージ 13
手の平ほどの大きさの、魚類の化石。
ウロコの光沢が印象的。

イメージ 14
先ほどのレプリカを別の角度で撮影。

イメージ 15
これも20cm.ほどの魚類の化石。
輪郭が見やすいように絵の具で、輪郭が描かれている。

イメージ 16
アカントステガの化石。
水中から陸上に上がる直前の生物のようだ。

何となくオオサンショウウオ風の雰囲気を感じる。

イメージ 17

イメージ 18
ディメトロドンの全身骨格標本と、復元されたレプリカ。
恐竜以前の、最も有名な陸上動物かも知れない。

意外だったのは、背中の扇状の突起が、骨の間に張った膜質の構造ではなく、縦の隆起の並んだ骨の板だったこと。

イメージ 19
草食恐竜のカスモサウルスの、骨格標本。
巨大恐竜ではないが、かなりの迫力がある。

イメージ 20
ディニクチスの化石、食肉目のネコ型亜目というグルーブに属する。

イメージ 21
プレシアダビス目、ほ乳類で、霊長類に近縁なグループのようだ。
研究者によっては、霊長類の祖先とされることもあるらしい。

見た感じ、コウモリと猿の合いの子のような感じがする。

イメージ 22

イメージ 23
ダーウィニウス・マシラエの化石、これがタイプ標本のようだ。
化石に愛称があるというのも、始めて知った。

イメージ 24
ミュージアムショップで売っていた、ウミサソリの実物大の縫いぐるみ。
かなりインパクトがあった。

イメージ 25
アンモライト、殻の部分が霰石に置き換えられて、このような構造色が見られるもの。
現在では、宝石として認定されているという。

イメージ 26
最後に、敷地の隅に置かれている、シロナガスクジラのオブジェ。
当初は本物の骨格標本が展示されていたが、劣化が著しくなったために、現在のオブジェに取り替えられた。

会期は今週末までですが、一度見に行かれてはいかがでしょうか。
なかなか興味深い展示です。

ミノウスバ

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晩秋に発生する奇妙な蛾、ミノウスバ。

去年は11月頃から近所の公園などを探し歩いたが、何頭か飛んでいるものは見つけたものの、撮影するまでには至らなかった。

今年は、仕事がらみで、5月に福島に行った際に、民家の庭先の植込みで幼虫を発見。
撮影することが出来た。

イメージ 1
おそらく終齢に近いもので、周辺に何頭か見つかったが、すでに拡散している時期だった。

その後、10月7日に、これも仕事がらみで福島の山間部を歩いていた時に、1本のマユミに交尾・産卵中の小さな集団を見つけて撮影できた。

イメージ 2

イメージ 3
福島で最初に見つけた♂個体。
つつくと尾端を上に向ける動作をする。

イメージ 4
同じ木の別の枝で産卵中の個体を発見。
この枝には交尾中の個体を含め、数頭が小さな集団を作っていた。

2度あることは3度というわけでもなかろうが、今月の初め頃に、近所のコンビニへ買い物に行った帰りに、民家の庭先の植込みで、盛んに虫が飛ぶのが見えた。
マサキの植込みのような気がしたので、もしやと思い近づいてみると、案の定ミノウスバだった。

早速、部屋に戻ってカメラを持って引き返し、撮影しながら植込みを見ると、あちこちの枝にかなりの個体数が止まっている。

この近所の小さな公園で、去年、1頭飛んでいるのを見たのだが、発生場所が特定できずに見つけられないでいた。

ここは、ごく狭い範囲に数十頭以上のミノウスバが群れをなして止まっていた。
すでに♀は産卵モードに入ってしまい、非常に不活発な状態だったが、日が照って気温が上がり始めると、単独の♂が盛んに動き回って♀を探していた。

イメージ 5
良く見ると、翅に卵を産み付けられている♀もいた。

イメージ 6
写真を撮っていると、隣り合った枝に、たくさん止まっているのが見つかる。

イメージ 7

イメージ 8
日が照って気温が上がると、あぶれた♂が♀にアタックしようとするが、♀はすでに産卵モードに入ってしまっているので、ほとんど反応がない。

まだしばらくは、個体数の多い時期が続きそうなので、ときどき見に行こうとは思っている。

マダラガ科、ミノウスバ Pryeria  sinica  Moore,1877

気になる幼虫2種

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去年と今年撮影した幼虫で、2種類気になっているものがあるので、紹介します。
どちらも名前が判らないもので、ご存じの方は教えてもらえるとありがたいです。

イメージ 1
去年の1月に、秋ヶ瀬公園で、ケヤキ生木の樹皮下かで見つけたもの。
昆虫類の幼虫だと思われるが、正体が全く分からないもの。

サイズは1cm.前後。
写真の鮮明度が悪いので、詳細部分は良く判らないかも。

イメージ 2
こちらは、今年の10月に秋田県で撮影したもの。

ヤマハンノキから落ちてきたもの。

幼虫に詳しい知人の話で、ハバチの幼虫ではというので、Webで検索したところ、ヒゲナガハバチ科の幼虫(?付きで)の画像が見つかったので、ハバチの幼虫であることは間違いなさそう。

食草はおそらくヤマハンノキ。
またはハンノキ類。

同日、ヤマハンノキから、おそらく同じ仲間の、別の幼虫が落ちてきたのだが、そちらは撮影しなかった。
サイズは5mm以下で、かなり小型のもの。

ハバチの幼虫で、平たいのがいるのは始めて知りました。

キドクガとゴマフリドクガの幼虫

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以前から、横浜などで普通に見られる、黒い地に黄色い縦筋のドクガ科の幼虫について、すっきりしなかったのが、ちょっと前に「蛾類掲示板」に載った記事によってはっきりしたので書いてみます。

モンシロドクガの幼虫を検索すると、大概、キドクガの幼虫に似ているというコメントが多く見られるようです。
区別点は、体の前方にあるこぶに生えている毛が、非常に長いのがキドクガ。

短いものがモンシロドクガという解説です。

イメージ 1

イメージ 2
これは富士山の朝霧高原で撮影したもので、角状に長毛の束が生えているので、キドクガの幼虫に間違いなさそう。

イメージ 3
横浜あたりに多く見られる、そっくりさんで、前方の毛束があまり目立たない種類がいて、これが何か良く判らなかった。

説明だけからは、モンシロドクガに当たりそうだが、画像を見てみるとかなり黄色い部分が多いので、この種類ではなさそうに思えた。

それで、この前見つけた掲示板の記事で、モンシロドクガとキドクガの見分け方の説明の中で、もう1種、ゴマフリドクガの幼虫がよく似ているとのコメントがあり、今までの疑問が解消したしだいです。

早速ゴマフリドクガで検索してみたところ、一致する画像がたくさん見つかりました。

キドクガの幼虫は、平地では見たことがないので、やや山よりのもののように思えます。

横浜や東京などの、公園等の低標高地で見られるのは、ゴマフリドクガの幼虫と分かりました。
ゴマフリドクガは、成虫を四季の森公園などでも撮影していて、その点では納得です。
更に、幼虫越冬とのことなので、晩秋から初冬にかけて、時たま幼虫が見つかることへの疑問も解消しました。

イメージ 4

イメージ 6

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横浜で撮影した、ゴマフリドクガの幼虫で、一番下のものは去年の11月28日に撮影した、脱皮したばかりの幼虫。

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今年、福島県の山間部で撮影したキドクガの幼虫。

結論としては、モンシロドクガの幼虫は、それほどキドクガの幼虫には似ていないように思います。

本の中から出てきたもの

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川崎の古書店で買った本を読んでいたら、こんなものが出てきました。

ちなみにその本は。

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著者は、昆虫関係の研究者ではなく、歴史家のようです。
100円均一の棚の中にあったもので、ごらんの通りカバーには汚れが付いたような状態です。

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二つ出てきて、一つは購入した時のレシート。
値段も合っています。

行ったことはありませんが、デパートのようなところのようで、今でも営業しているようです。
書店も丸広の中にあるみたいです。

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もう一つは、アイスクリームのプレゼント券。
5枚か8枚たまると、アイスクリームと引き替えてくれるというもの。

有効期限は昭和56年9月末日。

本を買った帰りに、近くにあったアイスクリーム屋さんで、アイスクリームを買ったのでしょうか?

これを見て、以前にバリ島で撮影した、屋台のアイスクリーム屋さんの写真を思い出したのですが、見つけられなかったので、最近、ウブドの街中に増えてきている、ジェラート・ショップの写真を2枚載せます。

イメージ 4
モンキーフォレスト通りの王宮近くにあるアイスクリームショップ。

イメージ 5
こちらは隣接する、パダンテガル村のハノマン通りにあるアイスクリーム屋さん。

最近は、バリ島でも、ジェラートと表示するところが増えてきている。

そういえば、ウブドでも、イタリアン・フードの店が増えてきているように思います。

フユシャクの季節

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今日も四季の森公園へ行ってみましたが、フユシャク類の一番手、クロスジフユエダシャクが多く見られるようになってきました。

先月、29日に舞岡に行った折にも、♀1頭ですが撮影しているので、写真を何枚か紹介します。

イメージ 1
11月21日に、緑区四季の森公園で撮影したもので、今年最初のフユシャクとの出会い。
この日はまだ数も少なく、3-4頭ほど見られ、この個体だけ撮影できた。

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4
舞岡公園で、バラの丸広場のベンチに止まっていた♀。
何故か、この♀しか見つからなかったが、当然♂も出ているものと思う。

11月26日にオリンパス E-M1用のファームウェアの ver.4 がリリースされたので、早速バージョンアップしてみて、下の2枚は、新機能の深度合成機能を使ってみたもの。

斜めや縦方向の撮影には、使い方によっては効果的かも知れない。

イメージ 5
2013年11月26日に、四季の森公園で撮影した交尾個体。
交尾個体を見たのはこの時だけなので、あらためて載せておきます。

まだ、晩秋に発生するシャクガ類も残っていますが、12月も半ばを過ぎれば、ウスバフユシャクなどの姿を現し、本格的なフユシャク類の季節になります。

シャクガ科

クロスジフユエダシャク Pachyerannis  obliquaria  (Motschulsky,1861)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:シベリア・朝鮮半島
食草(食樹):クリ・コナラ・ミズナラ・クヌギ・アベマキ・カシワ・タカオカエデ
成虫出現期:12月(山地では10月から)

アオスジアゲハ

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アオスジアゲハは幼虫がクスノキを食する、南方系のアゲハ類の一種で、タイマイと呼ばれるグループに含まれる。

比較的都市化に適応した種類で、街路樹のクスノキを食樹としていることが多い。

今まで成虫の写真のみで、幼虫や蛹を撮影する機会がなかったが、今年、幼虫と蛹を何度か撮影出来たので、まとめて紹介します。

イメージ 1
前蛹近い終令の幼虫で、三ツ池公園の建物の壁面にいたものを見つけた。
その後、蛹化していないかと再度同所を訪れたが、蛹を見つけることは出来なかった。

状況から、この建物から移動することは考えにくいので、何者かに捕食されたのだろうと思っている。

イメージ 2
さいたま市の秋ヶ瀬公園で撮影したもの、終齢前の幼虫と思われ、三ツ池公園で撮影したものよりもかなり小型。
林内のクスノキのひこばえに2頭見られた。

イメージ 3
始めて見つけた蛹で、大阪府の堺市で撮影したもの。
民家の壁面に着いていたが、付近に植栽されたクスノキがあり、ひこばえなどに食痕も認められた。

イメージ 4
横浜市鶴見区で撮影、1つ見つかると、次も見つかるもののようで、近所のマンションの壁面で蛹化していたもの。
数m離れた場所に、植栽されたクスノキがあり、他にクスノキは見当たらないので、そこから移動してきたものと思っている。

しばらく気にしてみていたが、今日、見てみたところ消失していたので、ビルの清掃などの折に除去されたのではないかと思っている。

鳥に捕食された可能性もなくはないが、外壁からやや内側に入った部分にあったので、その可能性は低いのではないかと思う。

イメージ 5
訪花する個体、秋ヶ瀬公園で撮影したもので、様々な花を訪れるが、ヤブカラシの花を特に好むように思う。

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静岡県湖西市で撮影した交尾個体。
交尾個体を見たのはこれ一回だけ。

ベニヒラタムシとエゾベニヒラタムシ

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日本産のヒラタムシ科の中で、大型で赤い色をした種類が2種類ある。
ベニヒラタムシとエゾベニヒラタムシ。

ベニヒラタムシは関東平地でも見かけるが、エゾベニヒラタムシはやや山地性で、いるところといないところが見られる。

両種とも、最近まで撮影の機会がなかったが、今年の秋以降、秋田県でベニヒラタムシ。
富士山麓でエゾベニヒラタムシを撮影出来たので、画像を掲載しておきます。

イメージ 1

イメージ 2
2枚ともベニヒラタムシ、同一個体で、北秋田市で撮影したもの。
ベニヒラタムシの特徴として、保育社の甲虫図鑑の3巻を見ると、

触角の第3節は第2節の2倍よりも長い。
前胸背板側縁は弧状で、中央付近で最大幅。
上翅は光沢があり、強く密に点刻される、とある。

エゾベニヒラタムシはというと、

イメージ 3
こちらはエゾベニヒラタムシで富士山麓で採集したもの。
現地では撮影出来なかったので、後日別の場所で撮影。

同図鑑の記述では、

触角第3節は第2節の2倍よりも短い。
前胸背板側縁はは後方に狭まり、前縁付近で最大幅。
上翅はロウ状物に覆われて光沢がなく、点刻は目立たない。

どちらの種類も、触角の第3節は結構長く、倍率の高いルーペがないと、2節と3節の長さは分かりづらい。
ベニヒラタムシでも、上翅の光沢が鈍いものがあるので、それとの違いは、上翅の点刻が強いか、殆ど目立たなくなっているかで見分けるのが良さそうだ。

エゾベニヒラタムシは、写真ではかなり赤っぽく写っているが、野外で見ると、ややオレンジ色を帯びて見えることが多い。

同じ場所で、両種が同時に見られることは少なく、どちらかに偏ることが多いように思う。
一般的には、ベニヒラタムシのほうが良く見つかる。

ヒラタムシ科

ベニヒラタムシ Cucujus  coccinatus  Lewis,1881
国内分布:北海道・本州・四国・九州

エゾベニヒラタムシ Cucujus  opacus  Lewis,1888
国内分布:北海道・本州・四国・九州

ツマジロエダシャク

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ツマジロエダシャクは、10月前後に発生する、変わった形をしたシャクガ科の一種。
色彩変異もあって、比較的好きな種類だが、蛾屋さんにとっては取るに足らない普通種のようだ。

11月の末に、埼玉県の秋ヶ瀬公園で、クスの小枝に擬態している、薄汚れた色彩のシャクガの幼虫を撮影した。

見たことのない幼虫と思えたので、調べてみたが良く判らない。
「蛾類掲示板」に投稿してみたところ、コメントがあり「ツマジロエダシャク」の幼虫とのこと。

以前に撮影した記憶があったので、探してみたところ、緑区の四季の森公園で撮影していたものが見つかった。

イメージ 1

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これが今回撮影した、秋ヶ瀬公園のクスノキに付いていた幼虫。
緑色をした細枝にそっくりだ。

イメージ 3
これが以前に、四季の森公園で撮影したもの。
一見して、とても同じ種類には見えないが。

いくつかブログも見つかり、蛾の飼育をしている人でも、だまされているように思えた。
頭部の模様まで異なっている。

飼育をしてみて、親を見ない限り、同じ種類と分かる人は少ないかも知れないと思った。

今年は成虫も2度ほど撮影しているので、画像を掲載しておきます。

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9月21日に、立川市の昭和記念公園で撮影したもの。
直線的に裁断されたような、独特の翅の形をしていて、他のエダシャク類とは一見して区別出来る。

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10月15日に長崎市で撮影したもの。
名前の由来でもある、前翅端の白紋が不鮮明で、全体的に灰色味を帯びた褐色の個体。

あまり何度も見つけてはいないが、地面に止まっていたり、丈の低い下草に止まっていることが多い。

シャクガ科

ツマジロエダシャク Krananda  latimarginaria  Leech,1891
国内分布:本州・四国・九州・対馬・屋久島・トカラ列島・奄美大島・沖永良部島・沖縄本島
国外分布:中国・朝鮮半島・台湾
食草:クスノキ・オガタマ
成虫出現期:10月

クダマキモドキ3種について

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最近、西日本でしか見たことの無かった、ヒメクダマキモドキを戸塚区の舞岡公園で撮影する機会があり、県内の分布などを多少調べてみた。

それに関連して、撮影したクダマキモドキ類3種の画像を紹介します。

イメージ 1

イメージ 2
長崎市内で撮影したヒメクダマキモドキの♀。
傾斜地のアカメガシワのひこばえの葉上にいた。

イメージ 3
こちらは大阪府堺市の沿岸部の公園で撮影した、ヒメクダマキモドキの♀。
背中の黄色い線がはっきりした個体。

今まで、西日本では時折見かけていたが、関東では全く見たことがなかったので、殆ど分布していないのではないかと思っていた。

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11月29日に舞岡公園を散策したおりに撮影した、2頭の♀。
さすがにこの時期になってしまうと、♂はほとんど残っていないのかも知れない。

上の個体が谷戸部の遊歩道脇。
下の個体が管理棟近くで見つけたもの。

神奈川県の分布が気になったので、「神奈川昆虫誌」で調べたところ、「大磯町大磯(岸,2000)・中井町井ノ口七国峠(浜口,1999c;平塚市博物館,1999)」の2件が見つかった。

他に神奈川虫報で短報が2つ出ており、記録としてはそんなもののようだったが、ブログなど検索してみると、東京都などでは、場所によってかなり多いような記事がいくつか見つかった。

最近、何種かの昆虫類が、関東などで増加傾向が見られ、注目されているようだが、本種もその一つと思われた。

ツユムシ科
ヒメクダマキモドキ Phaulula  macilenta  Ichikawa,2004
国内分布:本州・四国・九州・伊豆諸島・小笠原父島・対馬・屋久島・種子島・南西諸島
国外分布:台湾

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こちらは前種に較べ、かなり大型のサトクダマキモドキ。
平野部に、広く分布するようで、都内の公園などでも見ることが出来る。

これは埼玉県の秋ヶ瀬公園で撮影したもの。

イメージ 7
これは秋ヶ瀬公園で今年撮影した、サトクダマキモドキの産卵痕。
小指よりも細い位の、ひこばえ状の幹の部分に良く見られる。

イメージ 8

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これは、11月21日に緑区四季の森公園で撮影したもの。
残念ながら片側の後肢が欠けてしまっている。

産卵管の形状は、かなりの迫力がある。

サトクダマキモドキ Holochlora  japonica  Brunner von Wattenwyl,1878
国内分布:本州・四国・九州

イメージ 10
2013年8月4日に、緑区四季の森公園で撮影したヤマクダマキモドキ。
撮影した当初はサトクダマキモドキだと思っていたが、見直してみると前肢の付け根付近が赤いので、ヤマクダマキモドキと気付いた。

神奈川昆虫誌を見ると、少ないながらも横浜市内の記録も見られたので、広く薄く分布するタイプなのかも知れない。

もっとも、この仲間は樹上性なので、目に付きにくいだけなのかも知れない。
人が近づいたりすると、飛んで逃げることが多い。

四季の森公園では2種生息しているので、産卵痕も見つかるが、今のところ区別出来ないでいる。

ヤマクダマキモドキ Holochlora  longifissa  Matsumura et Shiraki,1908
国内分布:本州・四国・九州

ムラサキ2題

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12月20日に四季の森公園を散策したが、その時、ピクニック広場付近で、個人的には当地初見となるムラサキツバメを目撃撮影した。

同時にムラサキシジミも撮影出来たので、画像を紹介します。

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最初に見つかったのは♀、比較的小型の個体だったので、ムラサキシジミと思って近づいたが、裏面の模様が違うように見えたので、更に近づいて撮影した。

四季の森公園は、かなり通っているが、本種を見たのはこれが始めて。
枯葉の中に止まると、しばしば姿を見失ってしまう。

イメージ 2
しばらく撮影している内に、翅を開いてくれたので表側も撮影。
かなり飛び古したような感じで、翅の破損が著しい。

イメージ 3
しばらく撮影していると、もう1頭飛び出してきた。
こちらはやや大型の個体で、一目でムラサキツバメと分かるようなサイズ。

イメージ 4
これもしばらくすると翅を開いたが、ラッキーなことに、比較的破損の少ない♂個体だった。
♂を撮影したのは初めてで、やっと♂・♀そろえることが出来た。
ただ♀に較べて、ムラサキの光沢が弱く、かなり良い角度から撮影しないと色が出て来ない。

これも撮影している時は、光沢のある暗褐色に見えた。
写真で見ると、かろうじてムラサキが見える。

これで、満足して場所を変えようと思ったところ、もう一種のムラサキが飛び出してきた。

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こちらはムラサキシジミ、気温と風の状態がよいのか、今日は良く翅を開いてくれる。
これも擦れてはいるが、それほど破損はしていない。

ムラサキツバメが2頭も見つかったので、付近に越冬集団がいないかと思って探してみたが見つからなかった。

三ツ池公園でも、それらしい、幼虫の食痕は見つかるので、当然分布していると思われる。
後は、越冬コロニーを、一度見てみたいとは思っているが。

シジミチョウ科

ムラサキシジミ Narathura  japonica  (Murray,1875)
国内分布:本州・四国・九州・対馬・壱岐・五島列島・甑島・種子島・屋久島・トカラ中之島・奄美大島・沖縄本島・宮古島・石垣島・西表島
国外分布:朝鮮半島
食樹:アラカシ・イチイガシ・スダジイ・時にクヌギ・コナラ
地上の落葉下などで蛹化する。成虫で越冬。

ムラサキツバメ Narathura  bazalus  (Hewitson,1862)
国内分布:本州・四国・九州
食樹:マテバシイ・シリブカガシ
両種とも多くのシジミチョウ科の幼虫と同様に、蜜を含んだ分泌物を出して、アリに提供し、その見返りとして捕食者などから保護されるという、ある種の共生関係をとる。
成虫は、越冬時に集団を作る習性がある。

ムラサキシジミの幼虫に誘引されたアミメアリの、脳内のドーパミンの濃度が下がって攻撃的になり、巣に戻らずに幼虫を保護するようになる、との記述があるので、何か科学的なコミュニケーションが行われているのかも知れない。

富士山麓の蛾類3種

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順番が前後しますが、12月8日に富士山麓で撮影した、蛾類3種を紹介します。

まだフユシャク類が残っていないかと思っていましたが、殆ど終わっている感じでした。
やはり、山のフユシャクは11月迄なんだと感じました。

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撮影していた時は、キリガの類かと思っていたが、帰ってから調べてみるとクシヒゲシャチホコ。
晩秋から初冬に出る種類のようだ。

かなり新鮮な個体で、いかにも冬物らしい品の良さが感じられる。

シャチホコガ科

クシヒゲシャチホコ Ptilophora  nohirae  (Matsumura,1920)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:アムール
成虫出現期:10月-11月
食樹:ウリカエデ・イタヤカエデ・ハウチワカエデ・クマシデ

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プライヤハマキ、朝霧公園付近で、道脇の案内板に止まっていたもの。
かなり小型の個体で、初めて見る種類かと思ったが、以前に秋ヶ瀬公園で撮影している。
かなり斑紋変異の多い種類らしいが、止まった時の形は特徴的で、すぐに見分けがついた。

成虫で越冬するらしい。

ハマキガ科

プライヤハマキ Acleris  affinatana  (Snellen,1883)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:アムール
成虫出現期:4月-12月(成虫越冬)
食樹:クヌギ・ナラ・カシワ・コナラ・ミズナラ

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ナミスジフユナミシャク、フユシャクはこれ1頭だけ。
以前は、オオナミスジフユナミシャクとコナミスジフユナミシャクに分けられていたようだが、中間的なタイプも出るようで、現在は同種の個体変異として扱われている。

これも最初は初見と思っていたが、横浜ですでに撮影済の種類だった。

見つけた蛾類はこの3種のみで、初見はクシヒゲシャチホコの一種のみ。

シャクガ科

ナミスジフユナミシャク Operophtera  brunnea  Nakajima,1991
国内分布:北海道・本州・九州
成虫出現期:12月-1月
食樹:不明

横浜港のクリスマス・イブ

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12月24日に、殆ど恒例になっている、クリスマス・イブの撮影に行ってきました。
今回は、夜に東京へ行く用事があったので、4時過ぎから6時頃まで、2時間ほど撮影をしました。

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これも恒例の、赤煉瓦倉庫前の広場で行われている、クリスマス・バザール。
当然ですが、大勢の人で賑わっていた。

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スナック類・ファーストフードなどの出店が多い。

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赤煉瓦広場の入口付近にあった、動物たちの家。

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LEDでライトアップされた木に、小さな家も吊り下げられている。
広場に入ってきた人の多くが、始めにこの被写体を撮影していた。

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戻る前に、倉庫の裏側に回って、大桟橋に停泊している客船のライトアップを撮影した。

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5時半ぐらいに、赤煉瓦倉庫からナビオス横浜まで戻り、キャンドル・ライトを撮影。

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まだ完全に点灯しきっていなく、スタッフの人達が点灯作業を続けていた。

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運河パークには、マイクロバスを改造した出店もチラホラ。
お客さんもそこそこ見られた。

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ワールドポーターズの通路から、アニヴェルセル方向を見たところ。
あまり明るすぎない街灯が、昔懐かしい雰囲気を醸し出している。

この後ろは、横浜港の代表的と言える、高層建築の夜景がそびえている。

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帰りがけに、汽車道から桜木町方向を撮影。
ライトが菫色になったところを写してみた。

クリスマスの西洋館巡り・イタリア山

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12月25日に、イタリア山の「ブラフ18番館」から始めて、いくつか西洋館のテーマ展示を見てきたので紹介します。

石川町駅から歩き出し、坂道を登ってゆくと、始めに「ブラフ18番館」に到着する。

ここのクリスマスのテーマは「フランス」。

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テーブルの上に置かれた、ライ麦のパンとチーズが目を引いた。

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数人が座れるテーブルには、ワインも用意されている。

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通路の奥にはクリスマスツリーと、プレゼントが置かれている。

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別の部屋にはコーヒーセットやワインのボトル、ちょっとしたお菓子など。
注意書きがあちこちにあって、少し目立ちすぎるのが難点。

その後、隣接している「外交官の家」へ移動。

こちらのテーマは「ウクライナ」のクリスマス。
ウクライナの港町「オデッサ」と、横浜は姉妹都市なのだとか。

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応接間にはイコンが飾られていた。
刺繍を施された布も、東洋的な華やかさがある。

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伝統的な手法で描かれた絵画、シルクロードを思わせる、エキゾチックな趣が感じられる。

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華やかな意匠で飾られた陶器類と、タルトなどの伝統的なお菓子。

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ティーカップも彩り豊かな華やかさが。

イメージ 10
東方の賢者の来訪を表した祭壇。

このあと、外交官の家のカフェで、軽い昼食をとって、港の見える丘方面へ散策を続けた。

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カフェで食べたビーフシチューとサラダのセット。

続きは明日紹介します。

山手町西洋館のクリスマス

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昨日の続きで、イタリア山から、エリスマン邸に移動。
ここはオーストリアのクリスマス。

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ハプスブルグ家をイメージした豪華なもの。

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キャンドルが落ち着いた雰囲気を盛り上げている。

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オーストリアの皇后、エリザベートが好んだスミレの花の砂糖漬けと、茶器のセット。

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古都ザルツブルグをイメージした展示も。

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クリスマスの日に、民族衣装を着た女性が教会まで行進する時に付ける髪飾り。
真珠や宝石をあしらった豪華なもの。

このあと港の見える丘方面へ向かう。

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山手資料館の窓辺に飾られた、小さな人形たち。

次に訪れたイギリス館では、テーマは当然イギリス。

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テーブルやソファーの上に、大小様々な、テディベアの縫いぐるみが並ぶ。

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応接間に隣接した小部屋に展示された、不思議の国のアリスの部屋。
床には、大型のトランプカードが何枚も散乱している。

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応接間のテーブルには、ウェッジウッドのティーセットが置かれていた。

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レースの衣装をまとった、陶器製の人形。

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応接間には、ディナーの用意がなされている。

イメージ 12
階段付近の壁に展示されていた、額装された絵画。
絵の具ではなく、薄く削られた木材を貼り合わせて作られている寄木絵。

最後に隣接する山手111番館へ向かった。
ここのテーマはオーストラリア。

イメージ 13

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窓辺に吊された、ワライカワセミ・コアラ・カンガルー。

イメージ 15
現地の野生植物を使った飾り付けが目を引く。
特に、人工的な着色はしていないらしい。

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応接間の、暖炉の横に置かれたクリスマスツリー。
羊の人形が、いくつも吊り下げられてある。

明けましておめでとうございます

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去年は多くのアクセスをいただき、ありがとうございました。

今年もよろしくお願い致します。

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今年も、マイペースで更新していこうと思っています。

去年見つけた虫こぶたち その1

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何度か虫こぶについて書いてきましたが、去年、いくつか新顔が見つかったので紹介したいと思います。

虫こぶについては、あまり知識がないので、名前と画像の羅列になります。
本当は、断面を撮って中の虫を撮影すべきなのですが、なかなか難しいので、虫こぶの写真だけになります。

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ミザクラハベリフクロフシ

アブラムシ科
ミザクラコブアブラムシ Tuberocaphalus  misakurae  (Moritsu & Hamasaki,1983)
成虫出現期:3月-4月
2015年4月28日:神奈川県横浜市緑区四季の森公園

サクランボの出来るサクラの樹種に発生するもののようです。

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サクラハチヂミフシ

アブラムシ科
サクラコブアブラムシ Tuberocephalus  sakurae  (Matsumura,1917)
2015年5月5日:神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園

ソメイヨシノに多く見られ、市街地のサクラにも発生する。

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クリメコブズイフシ

タマバチ科
クリタマバチ Dryocosmus  kuriphilus  Yasumatsu,1951
2015年5月30日:埼玉県入間市宮寺

いかにも虫こぶといった感じのもの。

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ヨモギクキコブフシ

タマバエ科
ヨモギクキコブタマバエ Rhopalomyia  struma  Monzen,1937
2015年8月4日:福島県郡山市

ヨモギには、かなりの種類の虫コブガ出来るが、これもその一つ。
形も色彩も、けっこうきれいなもの。

イメージ 6
クズハトガリタマフシ

タマバエ科
クズトガリタマバエ Pitydiplosis sp.
2015年8月5日:福島県郡山市

見つかるところと、そうでないところがはっきりしているが、発生する場所では大量に見つかる。

イメージ 7
ニガクサツボミフクレフシ

グンバイムシ科
ヒゲブトグンバイ Copium  japonicum  Esaki,1931
2015年8月8日:山梨県南都留郡富士河口湖町

本栖高原で撮影したもの。
袋状の中に、グンバイムシの幼虫が入っている。

去年見つけた虫こぶたち その2

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虫こぶ追加の続きです。

イメージ 1
オニグルミハイボケフシ

フシダニ類の一種
2015年9月15日:岩手県二戸市

一つの粒が1-2mmほどの、小さな虫こぶ。
やや大きなものは、それがいくつか融合したもののように見える。

イメージ 2
エノキハイボフシ

フシダニ科 Eriophyidae
2015年10月2日:神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園

これは以前に紹介済かも知れない。
公園でも山でも見かける。
密集すると、葉全体が虫こぶのようになる。

イメージ 3

イメージ 4
ナギナタコウジュハチジミフシ

タマワタムシ科の一種 Pemphigidae sp.
2015年10月6日:福島県郡山市

下の写真が初期段階のもので、成長すると上の写真のようになる。
更に大きなものもあり、全長数cm.のサイズのものもあった。

関東で見られるナギナタコウジュは、近縁の別種のようで、こちらの種類ではこの虫こぶは見たことがない。

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キツリフネクキタマフシ

タマバエ科
キツリフネタマバエ Lasioptera  impatientis  (Osten Sacken,1862)
2015年10月11日:秋田県北秋田郡

この場所では、林床のキツリフネに多く見られて、雨の中、非常に鮮やかに見えた。
大きなもので1-2cm.ほど。

イメージ 6
クコハフクレフシ

フシダニ科
クコフシダニ Eriophyes  kuko  Kishida,1927
2015年11月11日:神奈川県横浜市鶴見区

これは近所の鶴見川沿いで見つけたもの。
今まで見ていて、虫こぶだとは気付かなかったものかも知れない。

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クズハグキフクレフシ

ハモグリバエ科 Hexomyza sp.
2015年12月20日:神奈川県横浜市緑区四季の森公園

これも虫こぶだとは思っていなかった可能性が高い。
葉の付け根が、ちょっとだけ太くなったような感じのもの。
直径は1cm.前後。

以上、去年見つけた新顔の虫こぶでした。
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