何度も撮影している、バリ島産のハナダカトンボ科の種名が判明したので、画像を紹介します。
![イメージ 1]()
♂の成熟した個体です。
♂の未成熟個体、これは少し色が着いてきていますが、色彩が♀によく似ていて、♀だと思って撮影していたものの中に、かなりの数の♂の未熟なものが混じっていました。
![イメージ 4]()
♀個体、翅の先端に、小さな白紋が見られることと、腹部が太いことで、なれると見分けがつくが、野外では♂の未成熟な個体と紛らわしい。
♂の成熟個体は、胸部が薄い赤色と空色になり、翅が紫色の地に、様々な金属色が現れて非常に美麗な種類です。
ウブド近郊のトンボ類では、最も普通に見られるものの1種で、小川などの流水の周辺にかなりの個体数が見られます。
ハナダカトンボ科:
Rhinocypha fenestrata (Burmeister,1839)
分布は大陸側は、ビルマ・マレー半島からベトナムにかけて、島嶼部はスマトラ・ジャワ・バリにかけて分布するものと思われます。
画像はすべて、バリ島中部のウブド近郊で撮影したものです。
♀は腹部が太い筒型をしていて、末端が大きくふくれるので、腹部を見ないと野外ではかなり紛らわしいです。