6月20日に、日光市中禅寺湖付近と、群馬県片品村菅沼付近を散策した折に、多少の昆虫類を撮影出来たので、甲虫類を中心に紹介します。
菅沼付近で撮影した甲虫から紹介します。
コメツキムシ科
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カトカラ属の幼虫。
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湯滝周辺の遊歩道脇で見つけたナンバンギセル。
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展望台から撮影した湯滝。
キカワムシ科
オオキカワムシ Pytho nivalis Lewis,1888
国内分布:北海道・本州
幹から樹液がでているような、衰弱した針葉樹に集まってくる。
金精峠への登山道付近で、何頭か見ることが出来た。
ドウガネヒラタコメツキ Corymbitodes gratus (Lewis,1894)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・佐渡・対馬・屋久島
背面が銅色の、鈍い金属光沢を持ち、前胸に顕著な縦の溝がある。
春から初夏にかけて良く見られる。やや山地性。
オサムシ科
ホシナガゴミムシ Pterostichus oblongopunctatus honshuensis Habu et Baba,1958
国内分布:本州
マルガタナガゴミムシに似て、同じ様な場所にいるが、上翅が弱い紫銅色の、弱い金属光沢を持つ。
かなり標高の高い場所で見られる。
個体数はそれ程多いものでは無い。
カミキリムシ科
アラメハナカミキリ Sachalinobia koltzei (Heyden,1887)
国内分布:北海道・本州
国外分布:シベリア東部・樺太・朝鮮半島・中国北部
3頭程見たが、発生の始めのような気がした。
年によって増減の激しい種類。
部分的に樹皮のはげたような立ち枯れを好む。
♂はナナカマドの花に飛来することがある。
以下の種類は、日光市の湯滝周辺で撮影したもの。
ナガクチキムシ科
イツモンナガクチキ Prothalpia pictipennis (Lewis,1895)
国内分布:本州・四国
湯滝の駐車場付近で撮影。
かなり大きなミズナラの、樹幹部分を徘徊していたもの。
種類は不明だが、ミズナラを食樹としているように思う。
何ヶ所かで数頭見かけている。
ヒラタムシ科
ルリヒラタムシ Cucujus mniszechi Grouvelle,1874
国内分布:北海道・本州・四国・九州湯滝付近の、遊歩道の木道で見つけたもの。
木道に来ている個体を何頭か見ているので、木道の材で発生しているのかも知れない。
稀な種類では無いが、薪などを積んだ場所が少なくなっているので、以前程は見かけなくなった。
1ヶ所だけだったが、何株か見られた。