先週、川崎市の緑地で撮影した、スズメガ科幼虫2種の画像を紹介します。
セスジスズメの幼虫、終令と思われるサイズで、放棄された池のすぐ横で見つけたもの。
![イメージ 2]()
コスズメの幼虫、多少大きさにばらつきがあるが、初齢から2齢程と思われるサイズ。
2種ともヤブカラシで見つかりました。
これ1頭だけ見つかった。
スズメガ科
セスジスズメ Theretra oldenlandiae oldenlandiae (Fabricius,1775)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島・奄美大島・沖縄本島・久米島・伊江島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島
国外分布:マレー・インド・ニューギニア
食草:ヤブカラシ・ノブドウ・ホウセンカ・サトイモ・テンナンショウ・コンニャク・カラスビシャク・ムサシアブミ・サツマイモ・タバコソウ(ベニチョウジ)・フタバムグラ・ニューギニアインパチェンス・ミズタマソウ・クササンダンカ
成虫出現期:6月-10月
異常に長い尾角が特徴的。
ヤブカラシのツルで数頭見つけられた。
スズメガ科
コスズメ Theretra japonica (Boisduval,1869)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島・奄美大島・沖縄本島・久米島・宮古島・伊江島・石垣島・西表島・与那国島
国外分布:シベリア・台湾・朝鮮半島・中国
食草:オオマツヨイグサ・フクシャ・ミズタマソウ・ノリウツギ・ブドウ・ノブドウ・ヤブカラシ・ツタ・エビヅル
成虫出現期:5月-9月
スズメガ科の幼虫は時折は見つかるが、特定の種類を除くと、普通種でも成虫・幼虫共にそれ程見つかるものでもないように思われる。
植物にうといのが原因の一つでもあるのだが、見つけるコツなどありましたら、教えていただけるとありがたいと思います。