5月6日と8日に、鶴見区内で撮影した蛾類幼虫を紹介します。
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栄町公園付近で、毎年発生しているチャドクガの若齢幼虫。
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ビロードハマキの幼虫。
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鶴見の消防署の付近で撮影した、ホタルガの幼虫と食痕。
毎年時期を逃していたが、やっと撮影出来た。
ドクガ科
チャドクガ Arna pseudoconspersa (Strand,1914)
国内分布:本州・四国・九州・対馬
国外分布:朝鮮半島・台湾・中国
食草:チャ・ツバキ・サザンカ
3cm.近いサイズで、終齢かその前後と思われる。
チャドクガの幼虫を撮影したおりに、アカカナメモチの植込みが目に付いたので、探してみたところ、下の写真の、葉を綴り合わせた巣が見つかった。
撮影すべく巣を開いてみたところ、あっという間に抜け落ちてしまった。
このあと、三ツ池公園では、ミズキに付いているものを見ているので、かなり広範囲の植物を食べているもののようだ。
ハマキガ科
ビロードハマキ Cerace xanthocosma Diakonoff,1950
国内分布:本州・四国・九州・対馬・屋久島
国外分布:樺太・中国
食草:カエデ・アセビ・ツバキ・カシ・モミジ・ヤマモモ・オガタマノキ
この付近では、毎年かなりの数の成虫を見るので、ずっと幼虫を探していたが、やっと見つけて撮影することが出来た。
幼虫は大きくなると、葉の周囲をかじるようだが、若齢の内は葉肉のみを食べるので、葉に半透明の窓が開いたようになる。
植物の種類はまだ調べていないが、鶴見区役所付近にまとまって植栽されている。
マダラガ科
ホタルガ Pidorus atratus Butler,1877
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・沖縄本島
国外分布:朝鮮半島
食草:ヒサカキ・サカキ・ハマヒサカキ・マサキ