昨日、ウブドから車で30分もかからない場所にある、テガラランの棚田を撮影に行ったので、画像を紹介します。
車道側から見渡したところ、下に見える小さな建物の手前に、幅は狭いが急峻な谷があり、川が流れている。
以前は、ガイドなどが着いている時をのぞいて、旅行者の立ち入りが禁止されていたが、今は決められた道に沿って、対岸の棚田に登ることが出来る。
建前は無料では入れることになっているが、どちらの入口から入っても、対岸の最高点に到達するためには、2ヶ所の小屋を通過しなければならず、それぞれの小屋で、ドネーションを要求されるので、完全に無料とは言い難い。
川を渡って、対岸の登りにかかると、棚田を一段上るごとに、立体的に重なり合った棚田の景観が、刻々と変化してゆく。
時折、村人が歩いていたりして、風景に変化がもたらされる。
対岸から見渡す、棚田の景観も美しいが、上から見下ろした、刻々と変化する風景は魅力的だ。
2番目の小屋(ゲート?)付近から見下ろした棚田。
階段状の畦道の横に植えられた木が、風景に変化を添える。
高く登るごとに、同心円状に重なった、棚田の風景がはっきり現れてくる。
対岸の棚田の、頂上に近いところから見た風景。
頂上手前の、比較的面積の広い棚田の向こうに、小さな祠が見える。
バリ島に限らず、水田とココヤシは、一つの風景の中で同居していることが多い。
頂上から見下ろした、谷沿いの棚田は、いつ見ても美しいと思う。
最後にココヤシと棚田の風景を1枚。
ウブドからは、ラヤ大通りを東へ行き、モニュメントのある交差点を左折、アンドン通りに入り直進すると、テガラランの村に入ったあたりで、道の名称がラヤ・テガララン通りに変わる。
木彫りなどの土産物を売る店が沿道に連なるテガララン村を抜けて、道の右側の建物が無くなったあたりから、谷の両側に美しい棚田が現れる。
旅行者がテガラランという時は、この棚田を指すことが多い。
この日は、天候としては小雨気味で、あいにくの天気だったが、棚田を見るのには、絶好の天候で、田植え直後で水の張られた棚田と、畦道の草の緑が鮮やかだった。
川から道路の間の棚田は、飲食店などが増えてきたために、浸食されつつある。
入口は二つあり、今回はウブド寄りの道から降りていった。
川の手前までは、コンクリートの階段になっている。
5,000ルピアくらいで良いようなので、低額の紙幣を何枚か持っていた方がよいように思う。
実際の農作業の時もあるが、観光客向けに依頼されて歩いていることもあるらしい。
この辺まで登ると、不規則な同心円状に重なる、棚田の景観が見渡せるようになる。
奥の棚田は、車道側から撮影した1枚目の写真と同じもの。
後ろは、ココヤシの植えられた尾根に囲まれている。
元、来た道を引き返している時に撮影したもの。