3月28日の午後に行われた、クタ海岸のムラスティを紹介します。
行列の先頭は、マンク(民間出身の僧)が、香を焚いた器をを捧げて進む。
日傘を差し掛けられた御神体が、女性の頭に乗せられて祭壇に運ばれる。
おのおののバンジャル(日本の町内会に似た組織だが、もっと強固な地域的な組織)に保管されている御神体が次々に到着する。
お供え物も女性によって運ばれて行く。
並んだ祭壇とペンジョールの列。
メインのクタ村の行列、彩りも一段と華やか。
最後に、奉納舞踊のルジャンを踊る少女達。
行列の最後が式場に向かう。
少女達によって奉納されるルジャン。
ルジャンの奉納が終わると、海に向かっての祈りが始まる。
最後にマンクによって聖水を受ける。
31日のニュピ前の儀式の一つで、ニュピ前の数日前に、海岸や湖などの水辺で行われる浄化儀礼の一つです。
クタからの一連の海岸では、クタ・レギアン・スミニャック・クロボカンで行われます。
他にもサヌールのシンドゥー海岸、ギャニャールのルビー海岸などが有名です。
クタ村のムラスティは通常3時過ぎから始まることが多いですが、年によってかなり前後します。
行列が始まった頃に、急に雲が切れて、一気に炎天下の砂浜に変わる。
日が落ちる頃に儀式は終わる。