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Channel: TAMIの気まぐれ通信
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ウブドからクタへ移動と夕焼け

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今日は、明日のクタ海岸でのムラスティを見るために、ウブドからクタへ移動しました。
バリ・モードへビザの延長を依頼してあったのですが、23日にデンパサールのイミグレーションへ、顔写真を撮影に行く予定になっていたところ、昨日、急遽メールがあり、今日、イミグレーションに出頭するようにとのことだったので、直接クタへ行く予定を、トランスポートしてくれたドライバーに頼んで、イミグレーションに寄ってから、クタへ行ってもらうことになった。

ちょっとバタバタしたが、無事に写真撮影も済み、ホテルに荷物を運び込んで、海岸のワルンに、昼食がてら散歩に出た。

一度、部屋に戻って、夕方5時過ぎに部屋を出て、夕暮れを撮影するために海岸へ向かった。

イメージ 1
夕方の海岸は、相変わらず夕日を見る人たちで賑わっていた。
天候は比較的良好。

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夕日の感じも、比較的きれいな夕暮れを予感させてくれた。
ただ、時たま、期待が裏切られることもあるので、期待半分といったところ。

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夕暮れを待つ人たちや、海岸で遊ぶ子供達を、撮影しながら夕暮れを待つ。

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太陽が落ちてゆくに従って、次第に西空が色づいてゆく。

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時折、カヌーが浜辺に戻ってきたりして、比較的良い被写体となってくれる。

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普通にきれいな夕暮れで、アートフィルターなど使って遊んでいた。
パートカラーを使用。

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沖に係留されているカヌーと、日没間近の太陽。

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光る浜辺で遊んでいる子供の、シルエットを撮影。
人が多いので、意識的に写し込むのも楽しみの一つだ。

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太陽を背景に、水辺を歩く人たちの姿も多い。

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今日は珍しく、水平線に沈む太陽が見られた。

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日没直後から、雲が急速に色づき始める。
レンズを60mmから、12-40mmに付け替えて広角で撮影する。

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太陽の右手にあった雲が、急速に輝きを強めてきた。

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ほぼ頭上近くまで、色づいて輝きを強める。
普段は水平線の、少し上あたりまでしか色づかないが、今日は空の半分以上が赤く染まった。

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7時半を過ぎても輝きは衰えてこない。

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旅行中に一度あるか無いかくらいの夕暮れに遭遇して、久しぶりに感動した。
帰る時にも、輝きは鈍くなっていたが、まだ赤味ははっきりと残っていた。

クタ海岸のムラスティ

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3月17-18日にかけてクタに行き、ニュピ前の宗教儀礼の一つ、ムラスティを見てきました。
クタで、若干体調を崩し、アップするのが1日遅れましたが、画像を紹介したいと思います。

クタ海岸では、浜続きのレギアンやスミニャックなどでも、それぞれ行われるので、1日中どこかで儀式が行われていましたが、午後3時ごろから行われる、クタ海岸のものが最も大きなものです。

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最初の行列が始まったのが、午後の3時過ぎ。
バンジャルごとに行列が行われるので、最後の行列が終わるまでには、かなりの時間がかかる。

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行列はパンタイ・クタ(クタ海岸)の割れ門の所から始まり、ハードロック・ホテルの前あたりにしつらえられた式場まで行進する。

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クタ海岸の長い砂浜を、行列が進んでゆく風景は、クタに残された数少ない、バリ的な風景の一つ。
この時間帯は旅行者の姿も比較的少なく、引いて撮っていてもアングルに苦労することは少なかった。

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右手奥に見える式場まで、長い列が進んでゆく。

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炎天下の浜辺を行列が進む。
後方の女性が頭に乗せているのは、御神体で、それぞれ方角を意味する、赤・白・黒・黄色の日傘が差し掛けられる。

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バリ人の女性の歩く姿は、背筋がすっと伸びていて、とても優雅に見える。

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規模が大きく、資金力のあるバンジャルでは、御神体の数も多く、行列に参加する人数も多い。
子供達は無邪気にはしゃぎまわっている。

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行列は日本で行われるイベントと異なり、それほど整然としたものではなく、時に行き過ぎたり停滞したりすることも多い。

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供物を捧げ持って進む女性、最近は底の厚いサンダルを履いた女性が多いが、時に素足の女性も見かける。

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行列の最後は、クタ村全体のもので、その後方に奉納舞踊ルジャンを踊る少女達の列が続く。
金糸で縫い取りをした衣装と、白いサロンがとても華やかに見える。

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最後の行列が式場に近づいてゆく。
先頭はすでに、式場に到着している。
この頃になると、多くの旅行者が集まってきていて、行列を前にして記念写真を撮る人の姿も多い。

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式場に入って儀式の始まりを待つ村人達、色鮮やかな幟が風にはためく。

この後、儀式が始まるのだが、体調を崩していたため気力が持たずに、残念ながら後半は割愛してしまった。

この翌日19日にウブドに戻り、20日に行われる、ニュピ前のムチャルの儀式と、オゴオゴの様子を撮影する予定です。

ニュピ前日のムチャルとオゴオゴ

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今日はバリ・サカ暦のニュピ、外出などは禁じられているので、ホテルでぶらぶらしています。
明け方にかなり雨が降りましたが、今は晴れて、気温も上がってきています。

昨日の午前中に、王宮前で見たムチャル(浄化儀礼)と、夕方にサッカー場で見たオゴオゴの画像を紹介します。

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王宮前で行われるムチャルは、規模も大きなもので、2人の高位の僧侶(プタンド)によって進行される。
それに、ワヤン・クリッとトペン(仮面舞踊)が奉納される。
宗教的な仮面舞踊は、寺院の中などで行われることが多いので、なかなか見る機会も少ないものだ。

儀式の進行に応じて、演目が変化し、儀式の終了と共にトペンも終了しなければならない。

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その中でも、道化的な演目では、踊り手が即興で台詞をつなぎ、見る人たちの笑いを誘ったりもする。
儀礼も終わりに近づき、王族などが礼拝の場に向かう途中、何か一こと言ったことに対し、周りから笑いが起こった。
もちろん、台詞はバリ語なので、何を言ったかはこちらには分からないのだが。

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最後に奉納される、トペン・シダカルヨ。
五穀豊穣や、平安を祈る宗教性の高い舞踊で、トペンの中でも最も困難なものだという。

四つの包囲に米を振りまき、踊り納めるが、動作などにランダの舞踊を思わせる要素が強い。

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その後、スウェタ通りを北に行き、左に入る小道からカジェン通りに抜けた。
途中、ラヤ通りの交差点付近で、小屋掛けをして作成中のオゴオゴが完成していた。
右奥のブルーシートの部分。

村の寺院での礼拝に向かう、バリ人の姿も見える。

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サッカー場前から、デヴィ・シータ通りを抜け、パダンテガル村を南下していたところ、途中の家族の群像の所で行われていたムチャルに遭遇した。

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午後4時ごろに、オゴオゴを見にサッカー場まで行った。
バレ・バンジャールの横で作られていた、ウブド・クロッドのオゴオゴは、すでに完成していて、台座に据えられて、広場の南側に並べられていた。

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自転車を乗り回す子供達の姿も、あまり混み合っていない時間帯だと、親子連れでバイクで乗り入れてくる人たちも居る。

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5時ごろになると、他のバンジャルのオゴオゴが、次々と到着する。
これはカジェン通りで製作されていたもの。

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バリでは、インドで製作されたアニメ作品「リトル・クリシュナ」が人気で、ここ何年か、毎年オゴオゴに登場している。

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こちらにもフルーツ・バットの怪物に乗った、クリシュナが登場。

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大人が担ぐ、大型のオゴオゴは、どのバンジャールのものも力作揃いだ。
最近は照明装置や、音響装置を備えたものが多い。

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午後7時ごろに、各バンジャールのオゴオゴが出そろうと、王宮前でのパフォーマンスに向けて、バンジャールごとに、次々と出発してゆく。

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地元のウブド・クロッドがしんがりで、すべて王宮に向けて出払うのが7時半前後。
コンピューター制御の、七色のライトアップなど、かなり派手な演出が見られるらしいが、そちらで見るには、かなり早い時間から場所取りをしなければならない。

今回も、オゴオゴが広場を出払ったところまで見て、夕食をとって部屋に戻った。

ニュピが明けました

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ニュピが明けました。
今回は、パダンテガル村の、プラ・ダラム寺院のオダランと重なったため、時折ホテルの前をバリ人が通ったりして、いつものニュピという感じは少なかったです。

ニュピの日にホテルで撮影した画像を紹介します。

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ニュピの朝方、ホテルの入口から、モンキーフォレスト通りの左右を見渡したところ。
人の姿はないが、車やバイクは置いてある。

以前は、道沿いには、車もバイクも置いていなかった。

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と言っても、出歩けるわけではないので、庭先で虫などを見つけて撮影していた。
敷地の東側に、新しい客室が建設されつつある。

その手前の空き地に、ヤツボシハンミョウが何頭も居た。

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オオテントウ、たまたま飛んでいて、すぐそばの葉の上に止まった。
日本では相当な珍品だが、こちらでは時折見かける機会がある。
日本産のカメノコテントウよりも、やや大型。

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リュウキュウムラサキの、交尾拒否をする♀(上)と翅を開いた♂(下)。
♀はパラワン型からルリ色が無くなったような地味な色彩、キンタマーニなどの、標高が比較的高い場所では、きれいなパラワン型しか見かけないが、ウブド周辺では、この地味な♀を見かける機会が多い。

交尾拒否された♂は、♀の近くに止まって、しきりに翅を開いていた。
両方とも、かなり飛び古した感じで、特に♂は何か動物に咬まれたような、後肢の欠け方をしている。

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リュウキュウムラサキを撮影していたら、突然、オオスカシバが目の前に現れた。
日本産と同じ種だと思われる
マイナス補正をかけていなかったので、暗い背景のために色が飛んでしまっている。

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やや大型のハゴロモの仲間、ベッコウハゴロモ系だと思われる。
やや普通に見られる。

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セセリチョウの仲間、この手のキマダラセセリのような仲間は、熱帯地域には非常に多いグループで、名前の分からないものばかり。
何種か混じっていると思われるが、比較的人手の入った環境で、よく花に来ているのが見られる。

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夕方近くなってから、オダランに向かうのか、プラ・ダラム寺院へ向かうバリ人が、時折ホテルの前を通過するのが見られた。

イメージ 12
時折は、他のバリ人の姿も。
車もバイクも通らないので、子供が遊んでいても安全と言うことなのだろう。

イメージ 13
上空を通過する旅客機。
空港も閉鎖されているが、上空を通過するのは認められているようだ。

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日没近くなった空に現れた彩雲。
初めは小さな円盤状のものだったが、次第に同心円状に広がり、最後は周辺部が拡散して平べったくなっていった。
その右下にも幅の狭い彩雲が見られる。

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最後は日没後の夕焼け、派手ではないが割ときれいな夕暮れだった。

ニュピの日に見た彩雲について

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ニュピ明けのブログでちょっと紹介しましたが、ニュピの日に見た彩雲について少し書いてみました。
気象については、ほとんど知識がないので、見て感じたことを書いてみたいと思います。

もし専門的に、教えていただけたらありがたいと思います。

イメージ 1
バリ時間の、午後5時42分に撮影。
日本時間は午後6時42分、以下すべてバリ時間です。
日本時間はこれよりも1時間進んでいます。

バリ島の日没は、午後6時半前後です。

彩雲に気づいたのが、5時45分で、後でチェックしていたら、この彩雲が出る前の写真を撮影していたことに気づいた。

ただし右側の彩雲は、すでに発生している。
積乱雲の上部、彩雲の出る位置には、上空へ向かって雲がわき上がるようなヶ所が見える。

イメージ 2
午後5時45分に彩雲を見つけた後、最初に撮影した写真。
右下の彩雲は、ほぼ元のままだが、わき上がりヶ所の上空に、円盤形の彩雲が現れ、雲がそこに吸い上げられているように見える。
円盤状の彩雲は、中央やや右の雲底が下にくぼんだようになって、浅い漏斗状をしている。

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午後5時46分撮影、ほぼ同様の状態。

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午後5時46分撮影、円盤の周辺が、同心円状に広がり始めているように見える。
積乱雲のわき上がり部分の先端が、彩雲の右上に透けて見える。

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午後5時48分撮影、彩雲は左方向に拡大しているように見えるが、太陽の入射角の影響で、右側が光っていないのかも知れない。
わき上がりの位置と、ずっと一致したまま。

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午後5時50分撮影、49分頃から、周辺部が拡散し初め、全体に扁平な感じに変化し始めた。

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午後5時51分撮影、色がやや弱まっているが、ほぼ同様の状態。

イメージ 8
午後5時57分撮影、彩雲と積乱雲の上部が、一体化し始めたように見える。

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午後6時1分撮影、彩雲も積乱雲も、かなり形が崩れ、右側に淡い色彩が残るのみとなった。
撮影した最後の写真です。

この後、下方の、黒い雲がわき上がってきて、次第に覆い隠されていった。

クタ道路脇の落書

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クタに限ったことではないが、最近、道路脇の落書が、各地で普通に目につくようになった。
日本でも同じようなことが起きていて、街景観の欧米化現象の一つになっている。

見ていると、共通した特徴を持つ、作品と呼べるようなものも、あちこちで目にするので、特定の人物がアート作品として、あちこちに書いているケースもありそうだ。

ちなみに、製作現場に出くわしたことはないが。
下書き的な単純なものに、着彩して仕上がって行くようなケースも見られるので、意図された作品として制作される場合も多いのかも知れない。

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Poppies - I 通りで撮影、何年か前に、この通りの一部で、このような落書ともアート作品ともいえるようなものが見られ始めた。

それ以前にも、単純な落書は多く見られたが、ここのところ急速にバリの各地に広がっている。

イメージ 2
Poppies - I 通りで撮影、こういったものの中には、何年かにわたって、徐々に完成されていくようなケースもよく見られる。

翌年行ってみると、塗り重ねられて、別の絵になっていることもある。

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Poppies - I 通りで撮影、こちらは落書ではなく、ポスター・看板のたぐいだが、これはこれで街の景観の一つになっている。

特に建物の持ち主に、断って張っているわけでもなさそうだ。

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Poppies - I 通りで撮影、いつも散歩の時に通っている場所の一つ。
道にヤシの影が落ちているところが、南国っぽいと言えばいえる。

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海岸からPoppies - I 通りに入って、左手に直角に交叉する小道がある。
Webの地図を見ると、Gang Sorgaと言う名前の通りになっているが、多分、道路名の表示はされていない。

タクシーの運転手などはPoppies - I と区別はしていない。

車一台分くらいの道幅で、バイクと車が、やっとすれ違える程の小道だ。
建前は一方通行なのだが、バリの小路の通例で対向車が来る時がある。
その時は最寄りのホテルの入口などの、狭い空間のあるところに、片方が車を寄せてすれ違うことになる。
そうでない場合は、気の弱い方が、ずっとバックし続ける羽目に陥る。

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これもSorga小路で撮影、去年までは、立派な落書?がなされていたところだが、今年は壁が塗り替えられていた。
また新たな、落書作品が描かれるのだろう。

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Sorga小路で撮影、このネズミの頭蓋骨を描いたものは、何ヶ所かで見たことがある。
毎年、微妙に変化している。

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以下すべてクタ周辺の主要道の一つ、クタ・ラヤ通で撮影したもの。
クタ郊外の東側で、バイパスであるサンセット・ロードと合流する。
西へ行くと、真っ直ぐに空港まで通じている。

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すべて一連のものだが、作風の違いが見られる部分もあるので、何人かが一面ずつ担当したのかも知れない。

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これも同様で、それぞれ4-5m程の幅がある。

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フクロウをデザイン化したような感じのもの。

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これは比較的小さなもので、まだ下書き段階かも知れない。
何となく、中国人の作風が感じられるが、バリ人から見た中国人なのかも知れない。

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これも製作途中の印象を受ける。
この手の写真は、まだたくさんあるので、機会を見て掲載していきたいと思っています。

オオカメムシの仲間について

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先日、カメムシ類を何種か紹介しましたが、緑色のオオカメムシの、成虫の写真が無かったのと、自分で勝手にジャワオオカメムシと呼んでいる薄茶色の種類が撮影できたので紹介します。

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緑色のオオカメムシ、成虫・幼虫ともカジェン通りの奥で撮影。
幼虫は鮮やかな赤色でよく目立つが、成虫は意外と見つけにくい。
林の中で、飛んできて下草に止まったのを撮影した。
うっすらとロウ状物質に覆われている、非常に新鮮な個体。

腹部の黄色と黒の染め分けが鮮やかだ。
この仲間の幼虫は、側縁が弱い弧状をした、平べったい長方形をしている。
あまり成虫と似たところはない。

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成虫はプンゴセカン村で撮影、自分で勝手にジャワオオカメムシと呼んでいる種類。
東南アジアの大陸部によく似た種類が分布するが、こちらの方が体型が細長い。
幼虫は緑色の種類によく似ているが、赤味が弱く周辺部が、紫味を帯びた灰色をしている。
幼虫はキンタマーニのトヤブンカ村で撮影したもので、植栽されたユーカリの一種の幼木を激しく食害している。
幼虫のみ2014年の撮影。

ウブド周辺には、体長4cmほどの、大型のオオカメムシ類は、このほかに全体が光沢のある黒色の種類が分布するが、個体数が少ないのか今までに2頭見たのみ。

以下の2種はやや小型で3cm前後、オオカメムシの仲間かどうかは定かではないが、雰囲気は非常によく似ている。

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ウブドのビスモ通で撮影、すでに一度紹介しているが、改めて画像を掲載。
道脇の狭い草地にいたもの。
触角が片方欠けてしまっている。
触角末端が、鮮やかな黄色い色をしている。

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チャンプアンの尾根道で撮影したもの。
尾根道のアラン草の草地で撮影。
サイズは前の種類とほとんど同じで3cmほど。
全体に横皺が多く、光沢の無い黒褐色。

どれも今までに見たことがある種類で、以前に紹介したこともありますが、新しく撮影できたので、最新の画像を紹介しました。

移転した「影武者」レストラン

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移転した「影武者」について書いてみました。
以前はプンゴセカン村の北側にあったのですが、去年からニュークニン村の西側に移転しました。

場所は、ウブドからプンゴセカン村に向かうと、道の両側に、インド・マレットとアルファ・マートがある交差点に行き着く。
その道を右に入り、ゆるい坂道を下りきると、左手にお寺があり小さな川を渡る。

右にモンキーフォレストに通じる交差点に出ると、左側に影武者の看板が見えてくる。
その少し先にシンガクルタ村へ渡る、カーブした橋が架かっている川があるが、そこまで行くと行き過ぎてしまう。

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ウブドからバイクで行く時は、モンキーフォレストのハノマン通りよりのチケット売り場のすぐ先に、バイクの通れる道があり、ニュークニン村に入ったらそのまま南下すればよいのでわかりやすい。
右角にバビグリン屋さんのある交差点に出たら、すぐ右前に上の看板が見える。

店は道から直接見えない場所にあるが、看板の所から、矢印に沿って入って行くと、すぐにレストランに通じている。

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入って右手にバー・カウンターがある。
ここに座っているのは、ほとんど常連さんばかりだ。

私は車もバイクも運転できないし、自転車も乗りたくはないので、歩いて行くしかない。
さすがにウブドからだと、どちらのコースを通っても遠いので、まだ2度ほどしか行っていない。

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カウンターの上に置かれた鉢植えなど、プンゴセカン時代とあまり変わっていないように思う。

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カウンターの右手には、以前と同じスペシャルメニューの看板。
メニューの増減はあるが、半ば固定化された品目も見られる。

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母屋を南側から見渡したところ。
行ける時間帯が限られているので、比較的空いている時にしか行くことが出来ないが、普段はかなり繁盛していると聞いている。

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母屋の北側には、長テーブルが2脚。
以前の場所よりも、やや狭くなっているかと思うが、客席の配置などは前よりもゆったりして見える。

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一番北側には、以前は建物の中央に置かれていた大テーブルが。
団体客用の別棟になっている。

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3月11日に昼食を摂りに行った時。
ミックスフライ定食と小豆寒天。

料理の見た目も、味も、ほとんど日本で食べるものと変わらない。
米が日本と異なるので、少し舌触りなど違うが、気にならないほど。

バリでも、最近、日本食を出す店が増え始めているが、日本の大衆食堂的なメニューはここだけだと思う。

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昨日の夕食は、やや早めの6時半頃に済ませて、足下の見える時間にウブドに戻った。
昨日のメニューはカツ煮と、味噌汁とご飯。
前の写真は、付け出しの酢の物、美味しくいただきました。

帰りに見たところ、モンキーフォレストのバイク通りにも、街灯がついているので、夜も大丈夫かと思うが、停電などもあるので、歩くのであれば懐中電灯は必要。

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最後に庭先に置かれた、灯明。
最初の影武者の時に使われていたものだと思うが、しばらく姿を消していた、人型の焼き物が復活していた。

トヤブンカ村の犬と食事など

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3月26日から、6日間ほどバトゥールのトヤブンカ村に行ってきました。
夜明けのことなど書こうと思っていたのですが、小さなトラブルが発生したので、それを紹介します。

宿泊したのは「アンダー・ザ・ボルケーノ 2」の、湖に近いところに建てられている別棟の部屋。

事の起こりは、3月29日に、隣の部屋に宿泊した白人さんの、スニーカーが片方、犬にかじられて紐などが切れてしまったことです。

当初はあまり気にしなかったのですが、翌日30日の明け方に、夜明けを撮りに行こうと思って、ベランダに出てみるとサンダルの片方がない。

たまたま宿の主人が、バトゥール山へのトレッキング客を起こしに来ていたので、そのことを伝えた。

履き慣れたものなので、無いと困ることになると思い、近くを探してみたところ、向かい側の広場の草原に、細い部分を咬みちぎられたサンダルの片方が見つかった。

朝食の折に、宿の奥さんに伝えてみたが、うちでは犬は飼っていないというような返事だった。

部屋のある建物は、塀に囲まれているが、駐車場側には門扉などもなく、いつでも人や犬が出入りできる状況だった。

とりあえず、被害の写真を掲載します。

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右の無事だった方も、つま先部分に小さな咬み跡がある。
かなり厚みのある材質だが、ベルト部分はずたずたに咬み裂かれていた。

とりあえず、洗濯物などは、ベランダに置いてあった椅子や机でガードして、気休め程度の防御策は講じた。

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翌朝見ると、西側の出入り口の所に、ベランダに置いてあった木製の机が、扉のように二つ並べられていた。
さすがに、2人続けて被害が出たために、応急処置的な対策をとったようだ、

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さらに4月1日の朝、前の日に他の部屋も宿泊客が入ったため、ベランダの机は使用できなくなったために、壁などに使う、竹を薄くそいで編んだパネルが立てかけられていた。

バリ島には、まだ狂犬病があり、咬まれると病院などでワクチンの接種を受けるなど、大変なことになりかねないので、サンダルだけで済んだのはまだましだったのかも知れない。

実際に、以前、ロビナで犬に咬まれて、帰国後までワクチン接種を続けたことがあった。

オープンな部屋に泊まる場合は、寝る前には、履物なども部屋に入れる方がよいのかも知れない。

あまり楽しい話題でもなかったので、トヤブンカのワルンで食べたものなど紹介します。
もっとも田舎の観光地なので、そんなにいろいろな料理が食べられるわけではないが。

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メインロードに面した行きつけのワルン。
いつもナシチャンプルと豆のかなり辛いスープ、それに飲物というメニューだ。

写真のメニューに飲物で、25,000ルピア。

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バトゥール山のトヤブンカ側の登山口近くにあるワルン。
メニューは、どこでも基本的には同じだが、イカン・バカール(焼き魚)、イカン・ゴレン(魚を唐揚げにしたもの)、ナシゴレン(焼き飯)、ミーゴレン(焼きそば)など。
料理に飲物で、20,000 - 25,000ルピア。

一番上の魚料理は、半端でなく辛い。
スープも基本的に、どこの店でもかなり辛いものが多い。

以前は温泉の、駐車場の湖に近いところで営業していたが、なぜか今の場所に移って営業している。

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トヤブンカ村に入ると、手前の温泉近くに、乗合自動車のターミナル跡のような空き地があり、その周辺に、何軒かワルンが並んでいる。
その内の1軒で、以前は湖に近い場所で営業していたが、大雨による増水の影響で、ここに移転して営業している。

魚料理(と言っても焼いたものか唐揚げ)が美味しい店だ。
魚とご飯、それに飲物で20,000ルピア。

ただ、店が開くのは夕方以降で、品切れになると閉店してしまう。
いつも持ち帰りの客が、次々に来店してくる。

トヤブンカ村のオダラン

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トヤブンカ村の宿に着いた時、宿の女主人が、今夜、ファミリー・テンプルでオダランがあると教えてくれた。

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午後、表通りを散策していると、この村で一番大きな店の前に、正装した少女達がたむろしていた。

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さらに午後遅く、夕暮れを撮りに行こうと店の前を通ると、奉納舞踊のルジャンの衣装を着けた少女達が。

夕食の後、教えられた方へ向かったが、詳しい場所が分からなかったので、地元の人に案内してもらって、オダランの行われているお寺に着いた。

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内陣へは、バリ人しか入れないらしかったので、内陣の入口から奥を撮影。
供物が所狭しと並べられている。

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踊りの舞台は内陣の前に作られていて、舞台と楽屋の仕切りは、2枚のカーテンを吊した簡単なもの。
着いてしばらくしてから、少年の演じるジャウック・クラスが上演されるのが見られた。

トペンの役どころには、マニス(穏やかな表情の役)と、クラス(怒りの表情の役)があり、ジャウックの場合マニスの上演を見る機会が多い。

子供がこの役を演じているのは初めて見た。

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熟練した大人のような踊りは出来てはいないが、子供の演じるトペンとしては、なかなかの熱演。

踊りの経験はないので、詳細な部分は理解できないが、聞いた話によると、トペンは衣装も重く、視野も狭くなるので、大人でもなかなか大変らしい。

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後ろで演奏していたガムランのグループ。
こちらも若手の青年達で編成されていた。

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境内は、訪れる村人や、お祈りを済ませて帰ろうとする村人達で、かなり混雑している。
場所もあまり広くはないので、全体が雑然とした感じに見える。

親戚や知人を見つけたりすると、挨拶や世間話で盛り上がっていた。

オダランは、宗教的儀礼であると共に、バリ人の社交の場ともなっている。

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次に見られた演目は、女性2人の踊り。
何という踊りか分からなかったが、ウブドの旅行者相手の公演でよく演じられる、オレッグ・タムリリンガンを思わせる感じのものだった。
普通、オレッグの方は男性と女性で踊られる。

上演の最中、幼い少女が、しきりに踊り手の前を行ったり来たりしていた。

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先に踊り始めた女性は、それなりに踊りになれているようだったが、後から踊り始めた女性は、全くの素人のように見えた。

以前、バリの芸能に詳しい方に伺ったが、奉納舞踊の場合、踊りの巧拙よりも、踊りを奉納することに意味がある、と言うようなことを教えてもらったことがあった。

もちろん、参詣に来たバリ人には、娯楽的な意味合いも強い。

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部屋に戻ろうと思って境内から出てみると、敷地の片隅で何か燃やしているのでそちらに行ってみた。

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被写体としては、炎に浮かび上がる人影が面白い。

何か、古い祠のようなものを燃やしているようだ。
闇の中に、炎の明るさが際立って見える。

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いくつか、祠の台座のようなものも並んでいるので、祠を新しく作り替えるための儀式とも見えた。

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最後に、火の粉が舞い上がった瞬間があったので、それを撮影した1枚。

闇に舞い上がる火の粉の軌跡が面白い。

手持ちで4秒の露出なので、手ぶれも相当あるはずだが、火の粉はかなり明るいので、奇妙な光跡のように写っている。

トヤブンカ村の夜明け集

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トヤブンカ村で撮影した、6日間の夜明けを紹介します。

今回は、これという日はありませんでしたが、それなりに撮影は出来たかなという感じです。

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3月27日、温泉の駐車場付近にて撮影。

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3月28日、前日と同じ場所で。
湖が淡く色づいた時間帯に。

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3月29日、リゾートホテルの敷地に接した北側の一角で撮影。
この辺が湖にもっとも近づけるあたり。

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3月30日、この日だけ、ソンガン村の南側で撮影。
小高い丘の尾根のような所で、すぐそばに小さな祠がある。
この日は日の出前の光芒が見られた。

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3月31日、駐車場付近で撮影、この日は前日と同じように日の出前の光芒が見られ、比較的きれいな朝の風景だった。
日の出後、薄い雲が太陽の前に広がり、フィルターのような効果を出してくれた。
その折、ファインダーでも認められるくらいの、大きな黒点が見られた。

150mm程度の望遠ズームなので、明瞭には写っていなかったが、それ以外にも、いくつか小さな黒点が出ているように見えた。

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4月1日、宿の周辺で撮影。
この日は曇ベースで、日の出のかなり後まで太陽が見えなかった。
1枚目の写真は、ごく短時間、淡く色づいた時間帯に撮影。

6回の夕暮れと日の出を撮影しましたが、今回は特に驚くような光景には出会えませんでした。

4月4日の散策と夜の月食

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昨日は午前中、ビスモ通りのモンキーフォレスト側を散策。
昆虫類などを探してみた。

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独特な斑紋を持ったオトシブミで、今まではあまり見つけることが出来なかったが、偶然、揺籃を作る植物が見つかったので、何頭か目にすることが出来た。
かなり大きな木で、木の名前は分からないが、付近に何本か生えていて、その内の2本から見つけることが出来た。

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マメ科の植物は好きなので、機会があれば撮影しているが、この種類は葉の感じからして、クズの仲間だと思われる。

道脇の荒れ地のような所によく生えている。

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ごく小さな花を付けるマメ科の一種。
日本のスズメノエンドウを小さくしたような感じ。
畦道のような所で見ることが多い。

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1cmほどの大型のカメノコハムシで、ヒルガオ科の草本に普通に発生している。
非常によく目立つので、もっともよく見かける甲虫類の一つ。
上から、蛹化して間もない蛹、しばらくたつと2番目のように色づいてくる。
一番下は成虫で、羽化して間もない個体は、白っぽい地に黒い斑点があるが、成熟してくると写真のように、オレンジがかった色になる。

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つる性の草本に止まっていた、ツチイナゴの仲間と思われる幼虫。
かなり大型の個体で、まもなく成虫になると思われる。
同じ草に3頭、ほぼ同じサイズの幼虫が着いていた。

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偶然、草の葉裏に止まっているのを見つけた、ツマムラサキマダラの幼虫。
普通は体の末端近くにも、1対の突起を持つが、この個体はそれを欠いている。

この後、モンキーフォレスト通りに戻り、バイク道を通ってニュークニンへ抜け、影武者まで歩いて昼食を摂った。

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昼食のメニューは、ポーク生姜焼定食と飲物、食後の抹茶アイス。

昼食後、部屋に戻って、夕方まで休息して、月食を撮影しようとビスモ通りに行ってみた。
最初は、5分おきに連続撮影をして、画像合成で部分食の終わりまで撮影するつもりだったが、前半、月のあるあたりは厚い雲に覆われていたので、見えてから望遠ズームで撮影しようと思って、いったん部屋に戻った。

雲がなかなか切れないので、半分あきらめて、夕食に出ようとしたら、薄雲の後ろに赤い月が見え始めた。
ホテルのレセプションの前に三脚を持ち出し、ちょうど皆既食の時間帯から撮影することが出来た。

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皆既食の月、継続時間が短く、非常に浅い皆既月食なので、肉眼では左下が残った、食分の大きな部分月食のように見える。
ファインダーでは、それほど赤くは見えなかったが、画像ではそこそこ赤く写っていた。

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その後、近くのアンカサに行き、後半の部分食を撮った。
ほぼ半分まで、戻ってきた頃。

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部分食も終わりに近づいた頃。

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部分食が終わり、上の方に半影食のほのかな陰りが見られる。
肉眼では普通の満月に戻っていた。
これが最後に撮影したものです。

タンブリンガン湖の蝶類

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4月5日に、ドライバー付きの車を頼んで、ベドグル地区の3つの湖のうち、一番奥にあるタンブリンガン湖に行ってきました。

期待していたホソチョウ・ウラフチベニシジミは見つかりませんでしたが、何種類かは撮影できたので、画像も合わせて紹介したいと思います。

ホテルを出たのが朝7時と早かったので、途中、道ばたで店を開いている、ブンクス売りのおばさんからナシブンクスを購入して、到着後、軽い朝食。

9時ごろから周囲の散策を始めた。
湖の周囲には、3つの寺があり、今まで部落の中にある寺院と、北東側にあるウルン・ダヌ・タンブリンガン寺院は見てきたが、南東側のプラ・ダラムは見たことがなかったので、それを見ることを兼ねて湖岸の道を歩き始めた。

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歩き始めてまもなく、道ばたのランタナの藪に、ツマベニチョウがしきりに飛んできていた。
やや距離があったので、あまり良い写真は撮れなかったが、これが一番ましなもの。

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部落周辺は、割とルテアイシガケチョウのよく見られるところで、道のぬかるみ部分に散発的に止まっていることが多い。

道は車の通れる幅のある土の道で、何ヶ所か水たまりがあり、かなりの泥濘になっている部分も多い。
寺に着いてみると、はっきりした、林内を走る車道が見つかったので、泥濘も少なそうに見えたため、そちらの道を戻ることにした。

日だまりには、種類は多くないが、林地性の蝶などが時折見られる。

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林内の道は、かなりはっきりしたもので、それなりに車も通っているように思えた。
比較的、自然度の高い林で、大径木もかなり見られる。

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湿った日だまりに止まっていたベニボシイナヅマ。
翅の側縁が、緑色を帯びた構造色に光る。

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林内の日だまりに咲いていた、センダングサの花に飛来したウラボシシジミ。
バリ島には何種類か分布するようで、これ以外にも2-3種類撮影している。

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行程の中程に、道幅ほどある大きな水たまりがあり、その周辺の泥濘に、割とまとまった数のルテアイシガケチョウの集団が見られた。

イシガケチョウの仲間は、翅を開いて止まることが多いが、この集団は、なぜか翅を立てたまま吸水していた。

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部落に近いところで見つけた、数頭の小集団。
湖岸で、もう少し大きな集団も見つけたのだが、大型トラックが、続けて3台通り抜けたために、追い散らされてしまった。

見ていると、気温が高くなるにつれて、集団が大きくなっていくようだ。

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ショウガ科と思われる、鮮やかな赤色の大型の花穂。
このあたりの、比較的湿った林床に奥見かける。
あたりが、単調な色彩なので、ひときわ鮮やかに見える。

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昼過ぎにタンブリンガン湖を切り上げ、ブヤン湖近くの高台にあるワルンで、昼食をとった。
その時に食べた、ナシチャンプルとスープ。

帰りがけに、道ばたで店を広げていた、果物屋さんで、マンゴスチンを買って、ウブドに戻った。
ちなみにマンゴスチン2kgで16,000ルピア。
値段の交渉は、同行したドライバーがしてくれた。

ベドグルの市場で買うよりも、道脇の店で買った方が安いとのこと。
多分、旅行者が交渉すると、若干高くなると思う。

トヤブンカ村の夕暮れ

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先日、トヤブンカ村の夜明けを紹介したので、今回は3月26日から31日までの、夕暮れの画像を紹介します。

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3月26日、滞在初日の夕暮れ。
上の2枚が、村の入口近くの溶岩原で撮影。
今回の夕暮れは、ほとんどこの場所で撮影した。

3枚目だけは、温泉の駐車場近くで、ちょうど、バトゥール山と枯木の組み合わせがよい感じだったのと、その上に月が出ていたので、それも一緒に。

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3月27日、頭上高く弧を描くように現れた、帯状の雲が見事だった。
この日は、湖岸で撮影。

3枚目の写真は、部屋に戻ってきてから付近で撮影したもの。

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3月28日、再び溶岩原で撮影。
日没かなり前の、雲間からの光芒が見事だった。

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3月29日、画面の右側に見える、帯状の白雲は、画面の左側に大きく、円形に広がる巨大な積乱雲の周辺部が光っているもの。

この日は、一番短いレンズを持って行かなかったために、積乱雲の全景が撮れなかった。
おそらく、画面下方に見える積乱雲の、後方にある雲の頂上が、平らに広がったものと思う。

雷雨が気になったが、夕暮れと共に次第に縮小していった。

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3月30日、この日は夕焼けよりも、日没前に南の空に現れた、背の高い積乱雲が見事だった。
赤くなったのは2枚目の写真の部分だけ、しかもごく短時間で、鮮やかなものではなかった。

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3月31日、この日は夕空よりも、溶岩原に、斜めに光が入る時間帯に撮影。
夕暮れもそこそこきれいなものだった。

バトゥールのこの時期の夕暮れは、夜明け以上に当たることがない。
うまく当たると、湿度が比較的あるために、見事な夕焼けも期待できるのだが。

数年間、この時期に、数日から10日ほど、毎年滞在しているが、本当に赤く焼けたのは数回だけ。

尾根道で撮影した昆虫類

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昨日は10時過ぎから、チャンプアンの尾根道を散策した。
その時に撮影できた昆虫類を、いくつか紹介します。

以前には多かった毒バッタは、ウブドに到着した1週間ほど後から、急激に減少して、今では1日に2-3頭から数頭程度しか見られなくなってしまった。

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グヌン・ルパ寺院の横で見つけたヒシバッタの仲間。
ハネナガヒシバッタの仲間だと思うが、あまり翅が長くない。

この仲間はコケ類などを食べる種類が多く、こけの生えた石垣や、湿った倒木の表面などにいることが多い。

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昼飛性の小型の蛾、今まで1-2度見かけたことがある種類。
この日は行きと帰りに1度ずつ見られた。

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金色に光る、やや大型のカメノコハムシの一種。
この尾根道ではよく見かける種類で、ヒルガオ科のつる性の草本を食べる。

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これもよく見かけるシジミチョウで、日本で話題になっているクロマダラソテツシジミに似た雰囲気の種類。
近くにソテツの仲間は見当たらないので、別のグループに属するものかも知れない。

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尾根道の残り3分の1ほどの所にある、林の縁で、ランタナの花に来ていたツマムラサキマダラ。
前翅の先端部が、鮮やかな青紫に輝くのだが、角度の問題で、わずかに青く見える。

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道脇の、やや日陰になっているイネ科草本の群落の中で、イネ科の茎に静止していたオナガアカシジミ。
しきりにアリが寄ってきていたので、アリと関連のある生態を持っているのかも知れない。
ちょっとだけネットで検索してみたが、それらしい記事は見つからなかった。

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スバリ村に入ってから撮影した、ホソヘリカメムシの仲間。
黒っぽいものと褐色のものと見られるので、2種が混じっているかも知れない。

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やや大型のトックリバチの仲間、日本のスズバチに近い仲間だと思うが、繰り返し同じ場所に戻って、泥を集めていた。

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へら状の長い毛を持つヤガ科の一種の幼虫。
尺取り虫型の動き方をする。
下の写真のような姿勢で、静止していることが多い。
上の写真は、蛹になるために巣を作っているところ。

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1cmほどの、薄緑色のカタツムリの仲間を攻撃しているナガカメムシの一種。
殻の継ぎ目を攻撃しているのだが、突き刺せるのだろうか?

近づくと葉裏に逃げ込むが、しばらくすると再び同じ場所に戻ってきて、攻撃し始める。

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帰りがけに、グヌン・ルパ寺院の裏手で見つけたかなり派手な蛾類の幼虫。
初めて見るもので、ランタナの葉に止まっていた。
食害している感じはなかったので、食草かどうかは不明。
今のところ正体は不明です。

この後は、ビスモ通りに抜け、途中のワルンでナシチャンプルを食べて部屋に戻った。

プンゴセカン村で撮影した昆虫類

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昨日は、すでに紹介した、プンゴセカン村のゴア・ガジャ方面へ向かう道沿いの場所を散策しました。
その際に撮影した、昆虫類を中心に紹介します。

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ラヤ・プンゴセカン通りの、テガル・サリのすぐ近くで撮影。
草地があったので、近づいて行くと、上の方の枝から何かが落ちてきた。
探してみると、グリーンイグアナが見つかった。
無表情な爬虫類だが、一度だけ口を開けて見せてくれた。

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かなり小型のイナゴの仲間、これもイグアナと同じ場所で撮影。
サトイモの仲間の葉に、何頭も止まっていた。

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目的地に到着して、間もなく見つけたアシナガゾウムシ類の一種。
かなりきれいな斑紋をしている。
下はやや擦れが目立つ個体。

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ベッコウハゴロモ系と思われる種類、多分、求愛行動中の♂と♀だと思われる。
上に止まっている黒みを帯びた褐色の個体はよく見かけるが、下の白い帯のあるタイプは初めて見る。

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カジェン通りの奥で見たものとよく似た、トゲトゲのオトシブミ。
まだ、よく比べていないので、同じ種類かどうか分からないが、カジェン通りで見つけたものよりやや小型。

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トリノフンダマシの一種、以前にチャンプアンなどで見ている、オオトリノフンダマシと思われる種類とは、やや形が異なる。
下は、その卵嚢と思われるもの。
卵能の形は、日本のトリノフンダマシとよく似ている。

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種名は分からないが、小型で非常にきれいなハナバチの仲間。

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シロシタセセリの仲間、上の写真のように、ほとんどの場合は葉裏に止まるので、撮影しにくい仲間。
何度か追い出しているうちに、一度だけ表側に止まった。

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この場所では、ほぼ常連のキンカメムシ。
かなり敏捷で、近づくと飛んで逃げる。

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昼食は、すぐ近くにあるワルン、パク・セダンで。
いつの間にか丸い皿が四角に変わっていた。

ウブドの朝市と昆虫のことなど

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昨日は、朝5時半頃に部屋を出て、ウブド市場の朝市を見に行きました。
それと、夕暮れ前にビスモ通で撮影した、昆虫類の写真と合わせて紹介します。

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朝市の雑然とした混雑ぶりは、見ているだけでも楽しい。
それに、被写体はたくさんあるので、どこをどう撮ったらよいか迷ったりするのも。

写真は、お供え物の容器を束にして売っているところ。
バリでは毎日、たくさんのお供え物を、家の敷地内や周辺の道ばた、そこここにある祠などに供える。
祭壇に供えるのは、たくさんいる神様のため。
地面に供えるのは、地下に棲む悪霊のため。

容器だけ買っていって、お供え物を入れて供えたり、花びらなども一緒に買っていったり。

以前は、すべて自前で済ませていたようだが、最近はこうした出来合いのものを買っていって、供える人も多くなった。

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朝市の時間帯は、建物内の店は、ごく一部を除いて営業していない。
2階部分の通路から見下ろすと、下から見たのとは違った風景が見えてくる。

ここは昼間は駐車場になっているが、車で商品を運び込んだまま、荷台を店として果物や野菜を並べて売っている。

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生卵もこうして、山積みになって売っている。
小規模なワルンなどでは、こうしたところから品物を買って売っているところも多い。

売れ行きは場所取りによって決まってしまうので、夜の12時過ぎくらいから、店を出す準備を始める人たちもいる。

4時過ぎくらいには、市場に店を出す人たちが、商品を持って乗合自動車でやって来る。

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商品には、決まった価格帯があるようだが、地元の人たち以外には、知っている人が少ないので、旅行者が適正な価格で購入するのは難しいらしい。
もっとも、一般的なスーパーなどで買うよりも、安く買えることもあるので、毎朝、何人かの旅行者が買い物に来ているのを見かける。

普通のマーケットなどでは、あまり見かけないような食材も見つかることもある。

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朝市のあとしばらく休息して、昼を食べに行くのを兼ねて、パダン・テガルからトゥブサヨまで2時間ほど散策した。

去年、隣接する建物からの出火で焼け出された「ワルン・サリ・ラサ」が気になったので行ってみた。

一時、道の反対側で営業していたらしいが、今は元あったところに新しい店舗が完成して、以前と同じように営業していた。
もちろん店はきれいになっていた。

ナシゴレン・スペシャルとコーラを頼んで、16,000ルピア。
店を構えているワルンとしても、かなり安めの価格だ。
味もそれなりに美味しい。

店主は、ジャワ島出身の人らしい。

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午後は4時ごろから、すぐ近くのビスモ通りを散策。
茎を触ると、茎に生えている毛が折れて、指などに刺さって痛いススキのような植物に、日本のチャドクガみたいな色彩をした、ドクガ科の幼虫がいるのを見つけて撮影。

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毛虫を撮影していると、すぐそばの水田から、足を束ねられたアヒルを運んでいる人がいたので、それを撮影した。
スクーターの足下に、積み重ねられるように乗せられて運ばれていった。

水田の雑草を食べていたアヒルたちだが、今度は人間に食べられる番が巡ってきたのだろう。

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まだ日没には早い時間帯だったが、雲間からの日差しが、光芒となって出ているのが見えたので撮影した。

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ドクガの幼虫が止まっていた、すぐ近くの藪に、タケトラカミキリが止まっていた。
日本産と同じ種類だが、バリ島産を撮影したのは初めて。
飛んでいる個体はよく見かける。

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水田の縁などで普通に見かける、日本のヒメジャノメのような蝶。
よく見ると、口吻を伸ばして吸っているように見えた。

アリもかなり走り回っているので、葉鞘の部分にいるアブラムシ類の蜜を吸っているのだろうか?
あまり見ない光景だが。

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そのすぐ近くに、白いものが止まっているので、よく見るとシロモンクロシジミ。
アリと関連のある生態をしているようだ。

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上の個体が飛び立って、近くに止まっていた、別の個体の上部に静止した。
求愛行動かと思ったが、同じ位置で2頭ともじっとしたままだった。

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気がつくと、周辺に何頭かの個体が見つかった。
腹部の感じからすると♀のように見えるので、夕方に産卵するのかなと思ったりもしたが、産卵行動は確認できなかった。

昼間は飛んでいる個体がほとんどで、たまに静止してもすぐに飛び立ってしまう。

この時は合わせて7-8頭の個体が、1m四方ほどの場所で見られた。

トヤブンカでは、この種類に、やや似ているアシナガシジミが、午後3時過ぎ頃から、活発に活動を初め、よく目につくようになるので、この種のグループは、午後遅くから夕方にかけて活動のピークがあるのかも知れない。

ウブド近郊で撮影したカレハガ科について

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以前に紹介しましたが、チャンプアンの尾根道で撮影した、カレハガ科の成虫と幼虫が、同じ種類のものと判明したので紹介します。

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成虫は大型で、非常に翅が薄い感じのもの。
止まっているのを見付けた時に、遠目にはある種の植物の花のように見えた。
成虫はチャンプアンの尾根道で撮影した1個体のみ。

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プンゴセカン村で撮影した幼虫。
終齢ではないがかなり大型のもの。
全体的な雰囲気は、日本産のカレハガ科の幼虫と似ているが、南方的な華やかさが感じられる。

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下の2枚は、今年チャンプアンの成虫を撮影した場所で見つけたもの。
継続的に発生していると思われるが、おそらく、散策している時期が、発生期と微妙にずれているために、成虫が見つけにくいのだろうと思っている。

カレハガ科

Trabala  vishnou  (Lef?bvre,1827)
東南アジアに広く分布する種のようで、いくつかの亜種に分けられている。
ウブドで撮影した個体は、画像で検索した、大陸側のものとは、斑紋が多少異なって見える。

大型で美しい種類だが、幼虫・成虫共に有毒と書かれてあった。

四季の森公園:4月28日

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4月28日に、横浜市緑区四季の森公園で撮影した昆虫類です。

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中山駅から四季の森公園へ行く途中、プロムナード沿いで撮影した、アカサシガメとワカバグモ。
ワカバグモがアカサシガメに近づくと、アカサシガメがしきりにアタックをかける。
良く見ると、どちらも破損個体なので、戦いを繰り返した結果なのかも知れない。

サシガメ科

アカサシガメ Cydnocoris  russatus  Stal,1866
国内分布:本州・四国・九州
国外分布:台湾・中国

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道脇のL字溝沿いを歩いていたアカシマサシガメ。
成虫越冬をするので、一年中見られるが、春先に見かけることが多い。

サシガメ科

アカシマサシガメ Haematoloecha  nigrorufa  (Stal,1866)
国内分布:本州・四国・九州・対馬・石垣島・与那国島
国外分布:朝鮮半島

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アカシマサシガメと同じ場所で見付けたヒメゴミムシ。
丘陵地から、低山地にかけて良く見られる。
平地では、それほど多い種類ではないように思える。

オサムシ科

ヒメゴミムシ Anisodactylus  tricuspidatus  Morawitz,1863
国内分布:北海道・本州・四国・九州・飛島・伊豆大島
国外分布:済州島・中国

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アミヒラタケで見付けた、ヒメオビオオキノコ。
中型のオオキノコムシで、平地に多い。
低山地から山地にかけては、よく似たミヤマオビオオキノコが多い。

オオキノコムシ科

ヒメオビオオキノコ Episcapha  fortunei  Crotch,1873
国内分布:本州・四国・九州・伊豆諸島・トカラ列島・奄美大島

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公園北門のすぐ近くの、サクラの枝で見付けたイラガの繭。
梅や桜で良く見られるが、都市近郊ではほとんど見られなくなっている。
横浜では、かなり以前に1-2回見かけた程度。

イラガ科

イラガ Monema   flavescens  Walker,1855
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:シベリア・朝鮮・中国
食草:カキ・バラ科・コナラ属・ヤナギ科・ハンノキ
成虫出現期:6月-9月

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エノキの樹幹部に、多数見られたヨツボシホソバの幼虫。
地衣類などを食するようだが、大きなエノキの樹幹部で見付けることが多い。

最近、成虫が2種に分けられたようで、この幼虫も、そのどちらに当たるのかは判明していない。

ヒトリガ科

ヨツボシホソバ Lithosia  quadra  (Linnaeus,1758)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島
食草:地衣類
成虫出現期:6月-9月
幼虫はエノキの樹幹部で見ることが多い。

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ショウブ園近くの、トイレの外壁に止まっていた個体。
個人的には初めて見る種類だが、それほど少ないものではないように思う。
小型だが、特徴的な斑紋で、容易に同定できる。

ヤガ科

シロヒシモンコヤガ Micardia  argentata  Butler,1878
国内分布:北海道・本州・四国・九州・伊豆大島
国外分布:朝鮮半島・中国
食草:ササ類
成虫出現期:4月-5月

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水車小屋付近で見付けた、シラホシコヤガの幼虫。
地衣類を食するので、各種樹木の樹幹部に見られるが、特にコナラ・ウメなどに多いように思う。
体の表面に、地衣類のかけらを付着させてカモフラージュするので、馴れないと見付けにくいが、全体の形が特徴的なので、パターンになれれば、比較的簡単に見付けられる。

ヤガ科

シラホシコヤガ Enispa  bimaculata  (Staudinger,1892)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・奄美大島・徳之島・沖縄本島
食草:地衣類
成虫出現期:6月-7月

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湿地脇に生えていた、樹幹部に静止するゴマフリドクガ。
普通種だが、始めて撮影する種類。
発生の始めか、非常に鮮度がよい。

ドクガ科

ゴマフリドクガ Somena  pulverea  (Leech,1889)
国内分布:本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島・トカラ列島・奄美大島・徳之島・沖永良部島・沖縄本島・久米島・伊江島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島
食草:ヒサカキ・サクラ・バラ・ニセアカシア
成虫出現期:5月、7月-8月

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炭焼き小屋の前で見付けた、ウメの樹幹部に静止するニトベエダシャクの幼虫。
ハバチ類の幼虫に似た、特徴的な外観で容易に見分けられる。

成虫はフユシャク類に先立って、11月に発生する。
四季の森公園では、まだ成虫は見たことがない。

シャクガ科

ニトベエダシャク Wilemania  nitobei  (Nitobe,1907)
国内分布:本州・四国・九州
国外分布:シベリア・中国
食草:カバノキ科・ブナ科・ニレ科・クワ科・マンサク科・バラ科・カエデ科・ツツジ科・モクセイ科・スイカズラ科
成虫出現期:11月

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ホソオビヒゲナガガ、炭焼き小屋付近の梅林で撮影。
春先に、もっとも普通に見かけるヒゲナガガの1種。

ヒゲナガガ科

ホソオビヒゲナガ Nemophora  aurifera  (Butler,1881)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
食草:不明
成虫出現期:4月-7月

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ムラサキシジミの越冬後の成虫。
ピクニック広場付近で撮影。
成虫で越冬するために、ほぼ通年、見ることが出来る。

シジミチョウ科

ムラサキシジミ Narathura  japonica  (Murray,1875)
国内分布:本州・四国・九州・南西諸島
国外分布:中国西部・台湾
食草:アラカシ・イチイガシ・スダジイ・クヌギ・コナラ
成虫出現期:暖地ではほぼ通年
成虫で越冬する。

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湿地脇の遊歩道の手すりを這っていた、ウラナミアカシジミの幼虫。
植物から離れていたので、蛹化場所を探して移動中の個体と思われた。

シジミチョウ科

ウラナミアカシジミ Japonica  saepestriata  Hewitson,1865
国内分布:北海道・本州・四国北部
国外分布:沿海州・中国・朝鮮半島
食草:クヌギ・アベマキ・ウバメガシ・ミズナラ・コナラ・ナラガシワ
成虫出現期:5月-7月

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ピクニック広場の入口付近で撮影、越冬明けの個体と思われる。

タテハチョウ科テングチョウ亜科

テングチョウ Libythea  celtis  (Laicharting,1782)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・南西諸島
国外分布:朝鮮半島・台湾
食草:エノキ・リュウキュウエノキ
成虫出現期:6月-7月
成虫で越冬する。

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この日に見かけた、春物はこれだけ。
昆虫も、ほとんど初夏の種類になってきている。
花しょうぶ園脇で撮影。

シロチョウ科

ツマキチョウ Anthocharis  scolymus  (Butler,1866)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・種子島・屋久島
国外分布:沿海州・朝鮮半島・中国
食草:タネツケバナ・ハタザオ・ナズナ・ダイコン・カラシナ
成虫出現期:3月-5月

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湿地の入口付近で撮影した、ヤマトクロスジヘビトンボ。
去年はかなり見られたが、今年は1頭だけ。
幼虫は付近のヨシ原にいるものと思われる。

ヘビトンボ科

ヤマトクロスジヘビトンボ Parachauliodes  japonicus  (MacLachlan,1867)
国内分布:本州・四国・九州・奄美大島・沖縄本島・石垣島・西表島
国外分布:台湾

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炭焼き小屋付近で撮影した、シオヤトンボの♂と♀。
シオカラトンボ属の中では、最も早く発生する。
数少ない春物のトンボ。

トンボ科

シオヤトンボ Orthetrum  japonicum  (Uhler,1858)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
成虫出現期:4月-5月

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ピクニック広場付近で撮影した、スイセンハナアブ。
外観はこの時期によく見かける、コマルハナバチを小型にしたような感じだ。

ハナアブ科

スイセンハナアブ Merodon  equestris  (Fabricius,1794)
国内分布:ヨーロッパから移入された外来種とされている
国外分布:ヨーロッパ
食草:スイセン・グラジオラス・ユリなどの球根。

イメージ 19
比較的大きなコナラの樹幹部に静止していた、ヤマトシギアブ。
名前が判ると思っていなかったが、樹幹部に特徴的に止まっているので、ウェブ検索をかけて見たところ、本種がヒットした。

シギアブ科

ヤマトシギアブ Rhagio  japonicuss  Matsumura,1916
国内分布:本州・四国・九州
成虫出現期:5月-8月

昨日の地震と新宿御苑5月1日

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昨日は狭山丘陵へ行ってきました。
知人の案内で、午後4時前まで撮影。

夕方、7時頃に蕨駅に到着。
少し遅くなったので、夕食を食べてから、8時過ぎの電車に乗った。
通常は1時間半ほどで帰宅できるのだが、蕨駅を発車して間もなく、地震のために西川口駅の手前で停車。

しばらくして、西川口駅まで、徐行運転をしたが、そこでもまた運転の見合わせ。
地震から1時間半ほどしてから、川口・赤羽と徐行運転。
東十条止まりとのことで、上野行きの高崎線に乗り換え。

上野から品川までは、かなり待ってから動き出した山手線で移動。
品川駅に到着したのは11時半頃。

そこから京浜急行でやっと帰宅できた。
部屋に戻ったのは12時20分過ぎ。
通常の3倍近い、4時間半ほどの旅程だった。

今回は、画像の用意だけしておいた、5月1日に新宿御苑で撮影した、昆虫類を紹介します。

イメージ 1
コガネムシ科

コアオハナムグリ Oxycetonia  jucunda  (Faldermann,1835)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・飛島・粟島・佐渡・冠島・壱岐・対馬・伊豆諸島・平戸島・甑島・種子島・屋久島
国外分布:シベリア・朝鮮半島・中国・北アメリカ

どこでも見られる普通種、ヒメジョオンの花に来ていたもの。

イメージ 2
コメツキムシ科

マルクビクシコメツキ Melanotus  caudex  Lewis,1879
国内分布:北海道・本州・四国・九州

クシコメツキの仲間では、小型の種類。
春期に葉上でよく見かける。

イメージ 3
テントウムシ科

ベニヘリテントウ Rodolia  limbata  (Motschulsky,1866)
国内分布:本州・四国・九州・対馬・五島列島
国外分布:シベリア・朝鮮半島・中国

シラカシの幹や、その周辺でかなりの個体数が見られた。
白い粉がふいたような外見をしている。

イメージ 4
ハマキガ科

トビモンコハマキ Neocalyptis  congruentana  (Kennel,1901)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・伊豆諸島・対馬・屋久島・奄美大島・徳之島・沖縄本島・西表島
国外分布:ウスリー・シベリア・中国・インド・アッサム
食草:不明
成虫出現期:5月-10月

林床の笹の葉に止まっていたもの。
この時期、葉上に静止している小型のハマキガ類をよく見かける。

イメージ 5
タテハチョウ科ドクチョウ亜科

ツマグロヒョウモン Argyreus  hyperbius  (Linnaeus,1763)
国内分布:本州南西部・四国・九州・南西諸島
国外分布:アフリカ北東部からインド・インドシナ半島・オーストラリア・中国・朝鮮半島
食草:スミレ類
成虫出現期:4月-11月(年4-5化)

近年、分布域の北上が見られ、現在は東北地方南部まで分布する。
関東では、以前はかなり珍しい種類だったが、近年はもっとも普通に見られる種類になった。
各種のスミレ類を食草としていて、栽培種のスミレでも発生している。

イメージ 6
シャクガ科

ハスオビエダシャク Descoreba  simplex  simplex  Butler,1878
国内分布:本州・四国・九州・対馬・屋久島
国外分布:シベリア
食草:カバノキ科・ブナ科・ヤマグルマ科・バラ科・トチノキ科・ツバキ科・ミズキ科
成虫出現期:4月

かなり広い食草の幅を持つが、園内では、主にサクラの若葉によく見られた。

イメージ 7
ヤガ科

スモモキリガ Anorthoa  munda  (Denis & Schifferm?ller,1775)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:アムール・中国・台湾
食草:サクラ・クヌギ・コナラ・カシワ・ウメ・スモモ・リンゴ
成虫出現期:3月

バラ科を主に食するが、クヌギ・コナラなどにもつくようだ。
地味なものが多いヤガ科では、比較的特徴的な幼虫。

イメージ 8
ヤガ科

フクラスズメ Arcte  coerula  (Guen?e,1852)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・小笠原諸島・対馬・種子島・屋久島・徳之島・沖縄本島・宮古島・石垣島
国外分布:台湾・中国・インド・オーストラリア
食草:コアカソ・カラムシ・ヤブマオ・ラセイタソウ・マルバウツギ・カナムグラ・クワ・ラミー・イラクサ
成虫出現期:7月-翌年3月

成虫で越冬する。

主にカラムシに見られるが、それ以外の植物も食するようだ。
終齢近くになると、かなり大きい上に、刺激を受けると、特徴的に体を痙攣させるので、虫好きにも嫌われることが多い。
時に、非常に多くの個体が群生する。

イメージ 9
ワタフキカイガラムシ科

オオワラジカイガラムシ Drosicha  corpulenta  (Kuwana,1902)
国内分布:北海道・本州・四国・九州
食草:シイ・カシ・クリなど。

新宿御苑では、この日、かなりの個体数が見られた。
各種の植物で見られたが、シラカシ林内では、ベニヘリテントウの幼虫とともいいるのが普通に見かけられた。

イメージ 10
ヘリカメムシ科

ホソハリカメムシ Cletus  punctiger  (Dallas,1852)
国内分布:本州・四国・九州・沖縄本島
成虫出現期:4月-10月

よく似た種類に、ハリカメムシがいるが、正確に同定するのには、触角第1節下面に、細い隆起があるかどうか見ないといけないようだ。
東京や神奈川の平地では、ホソハリカメムシが圧倒的に多いように思う。
草地に多く見られるが、特に河川敷などに多い。

イメージ 11
サシガメ科

ヤニサシガメ Velinus  nodipes  (Uhler,1860)
国内分布:本州・四国・九州
成虫出現期:5月-7月

サシガメの中では普通種で、いろいろな場所で見つけられる。
体がヤニ状の粘着性の物質で覆われ、触るとべたつくのが特徴。
よく似た種類に、体がべたつかないシマサシガメがいて、こちらは近づくと、敏感に気配を感じて飛び去ってしまう。

今月は更新を、かなり怠けてしまっているが、その後に撮影したものは、順番に紹介していきたいと思っています。
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