4月15日に、蝶の産卵2種と、蛙の産卵を撮影できたので紹介します。
ヤエヤマムラサキ Hypolimnas anomala anomala (Wallace,1869)。チャンプアンの尾根道に行くべく、ビスモ通を北上しようとしたときに、以前、幼虫を紹介したオオイワガネの群落の葉裏に、ヤエヤマムラサキが止まっているのが見えた。
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近づいてよく見ると産卵をしていたので、夕方に行って撮影したもの。
この時には、もう1頭が別の葉裏に産卵しているのも見付けることが出来た。
まだ、しばらくは滞在できるので、若齢幼虫が見られるかも知れないと、楽しみにしている。
タイワンキマダラの♀、チャンプアンの尾根道の入口に到着して、グヌン・ルパ寺院を超えてしばらく登った当たりで、タイワンキマダラが2頭、地面近くを飛んでいるのが目に入った。
いつもと違い葉上には止まらずに、しばしば、枯葉や枯れ枝に止まっては、短い飛翔を繰り返す行動を取っている。
撮影していると、時折腹端を曲げて、産卵行動をするのが確認できたので、写真の個体が産卵した場所を見てみた。
上の個体が産卵している場所に見つかった卵。
六角形の網目状のへこみで覆われている。
卵は小さく1mm前後のサイズと思われる。
最後に、日本食レストラン、影武者の庭先にある、水盤の縁で交尾している蛙を見つけて撮影。
しばらく見ていると、泡を出しながら産卵を始めた。
サイズはニホンアカガエルほど、♀の方が二回りほど大きい。
泡は最初は白色だが、表面が次第に薄い褐色を帯びてきた。
最初はアカガエルなど、普通の蛙の仲間かと思ったが、泡の中に産卵する習性は、アオガエルの類によく見られるので、それらの仲間かと思っている。