昨日、鶴見川沿いに2時間ほど散策した折に、目に付いた普通種2種を紹介します。
![イメージ 1]()
森永製菓の工場近くで見かけた、ヤマトシジミ青型の♀。
![イメージ 3]()
お馴染みのオンブバッタだが、普段、あまり見かけない褐色型の♀が何頭か見られた。
普段は黒褐色の地味な色だが、秋が深まってくると、時折青い鱗粉が発達した♀が見られるようになる。
蝶屋さんに聞いた話では、気温が低い時期には良く見られるという。
シジミチョウ科
ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha (Kollar,1848)
分布:本州・四国・九州・南西諸島
食草:カタバミ
成虫出現期:3月下旬頃から11月頃まで、年に数回発生する。
食草のカタバミは、人工的な裸地などにも生育するので、住宅地などでも普通に見られる。
自然度の高い場所では、個体数が少ない。
山地帯などでは、林道脇のような、人手の入った場所で発生することが多い。
♂の褐色型は、♀以上に少ない。
鶴見川橋付近の右岸側の堤防沿いに見られた。
気温のせいか、あまり活発ではない。
オンブバッタ科
オンブバッタ Atractomorpha lata (Mochulsky,1866)
国内分布:日本全土
国外分布:台湾・朝鮮半島・中国東北部
成虫出現期:8-12月、年1化
♂が♀の背面にいることが多いので、この名前が付いた。
単子葉植物よりも、双子葉植物を好み、特にキク科植物を好んで食する。
比較的まとまった草地があれば、民家の庭先・都市型の公園などでも見られることがある。