10月8日に、熊谷市の大麻生公園へ行った際に、セグロバッタを撮影できたので紹介したい。
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地上にいることが多いが、草やひこばえなどの茎に止まっているものも良く見かける。
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名前の由来は胸の背面中央が、大きく黒褐色を呈することによる。
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交尾中の個体も2組ほど見られた。
基本的には同日の撮影だが、一部、去年撮影した画像を含む。
複眼の褐色の縞模様も、非常に特徴的。
同行した知人によると、9月には非常に個体数が少なかったようだが、今回は非常に多くの個体が見られた。
ごく少数だが幼虫も見られたので、成虫の出現期は、個体によってかなりばらつきがあるのかも知れない。
バッタ目バッタ科(イナゴ亜科)
セグロバッタ Shirakiacris shirakii (Bolivar,1914)
国内分布:本州・四国・九州・南西諸島
国外分布:朝鮮半島・中国(頭部-東北部)・沿海州南部・カシミール・バルチスタン
発生期:8-11月(年1化)
食草:イネ科植物。
生態:河川敷などで、裸地と比較的深い草地が接しているような場所に生息。
地上性だが、植物の幹などにも良く止まる。
近寄ると良く飛翔し、草などの間にもぐり込む傾向が強い。
一度の飛翔距離は比較的短い。
関東付近では、荒川・利根川などの大河川の河川敷に局所的に見られる。