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Channel: TAMIの気まぐれ通信
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ハンガリー:1974年シリーズ

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国名:ハンガリー Magyarorszag(Hungary)
通貨単位:1F(フォリント)=100f(フィレール)

シリーズ構成:単片7種
発行年月日:1974年11月11日

スコットカタログ:#2313-#2319

日本の切手趣味週間のシリーズと同じサイズの、大型の印面に、蝶と植物を描いたもの。
この時代のハンガリー切手に特徴的な、薄手の光沢のあるコート紙に印刷したものです。

感覚的に、ちょっと日本風な感じが残っています。

切手に印刷されている種名は、ローカル・ネームだけなので、訂正したのは、Domfil,1996カタログに記載された種名を対象にしています。

イメージ 1
ゴマベニシタヒトリ原亜種 Rhyparia  purpurata  purpurata  (Linnaeus,1758)

ヒトリガの仲間は、美麗種が多いせいか、ヨーロッパではコレクターが多いようです。
そのせいもあるのか、切手の図案としても、様々な種類が描かれています。

イメージ 2
ヨーロッパシロジャノメ Melanargia  galathea  (Linnaeus,1758)

ヨーロッパ切手に、良く登場する種類です。

イメージ 3
アポロウスバシロチョウ Parnassius  apollo  (Linnaeus,1758)

ウスバシロチョウ属と言えばこの種類、というくらいに、ヨーロッパ切手には良く使用されている。

イメージ 4
イブキスズメ属 Hyles  euphorbiae  (Linnaeus,1758)

昼飛性の美麗なスズメガで、ヨーロッパ切手の図案としては、アカオビスズメ Hyles  lineata  (Fabricius,1775)とともに、良く見られる種類です。

イメージ 5
ムラサキシタバ原亜種 Catocala  fraxini  fraxini  Linnaeus,1758

日本にも別亜種が分布している、大型のカトカラで、ヨーロッパの切手には良く登場する種類です。

属名変更による訂正。Hemigeometra → Catocala

イメージ 6
イリスコムラサキ Apatura  iris  (Linnaeus,1758)

タイリクコムラサキとともに、切手の図案として良く採用される種類です。
名前もよく似ていて、紛らわしいですが、画像で見ると裏面の模様は全く異なります。

日本のコムラサキなどでも、翅の青紫は、角度によって見えたりするので、片側が輝いて見えるのを正確に描いています。

イメージ 7
メスグロベニシジミ Lycaena  hippothoe  (Linnaeus,1761)

日本産のベニシジミは、黒地に赤い斑紋ですが、欧米産のものでは青く輝く種類もあるようです。
この切手でも、部分的に青く輝く部分が描かれています。

属名変更による訂正。Palaeochrysophanus → Lycaena

イメージ 8

イメージ 9
比較的大型の封筒の初日カバー、カシエにツメクサの類と、スグリシロエダシャク Abraxas  grossulariata  (Linnaeus,1758)が描かれている。

イメージ 10
1Ftが貼付された小包料金支払い票(?)。Budapest 6.Jul.1975

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